聖の青春 (講談社文庫)
大崎善生
講談社
2014-07-18



最近藤井4段の連勝記録で将棋フィーバーが起こった。

昔の羽生善治元7冠の時のフィーバーも凄かったな。

考えても答えが出ないことを考えては無駄を書いている時に、これを読んでたんだよね。

凄いことだと思うんだよね。

村山聖も羽生善治も藤井四段も親が将棋をやらないのに将棋の世界に入り込んでいくんだよ。



村山聖も羽生善治も藤井四段も、好きなことを仕事に出来た幸せな人生だと思う。

話がそれるけど、俺もレベルは全然違うけど彼らと同じで興味が有ることは時間を忘れて熱中していた記憶があるな。

小学生の時の算数なんか、ゲームやっているみたいに面白くて勉強って意識がなかったから。

高校生になってから受験勉強中も、丸一日、解けない数学の問題を考え続けたり。

Z会の問題なんかも1週間以上考え続けた問題もあったな。
(最近の洗練されたmethodでは、初めから答えを見るだからね)

全然苦痛じゃなくて楽しい記憶が残っている。

俺にとっては算数や数学は勉強じゃなくて楽しい遊びだったという思い出しかない。

大学に入ってから熱中した麻雀も本当に嵌ったな。

廃人ギリギリの所から生還して、なんちゃって外科医兼超富裕層にまでなれた。

大学時代に麻雀に費やした情熱と時間は、医学部に入るために勉強した時間より遥かに努力したからね。

大学生としては強かったし勝った方だと思うけど、麻雀の神様からお前は上澄み中の上澄みの中で戦う才能はないからって感じで参加資格も与えてもらえなかった。

麻雀のもっと深くて不思議な世界をもっと見たかったんだけど。

医学部の勉強や医者の仕事は全く興味がわかなかった。

でも手術は面白くて面白くて。

俺の中では算数、数学、麻雀、投資、手術は全部同じカテゴリー。

どれも勉強したとか努力したという記憶がない。

どれもゲームとして楽しんでいたんだと思う。

橘玲の「好きなことを仕事にする」に対抗して、ゆるい整形外科医的には「好きなことを金にする」
あるいは「好きなことを金に出来る職業を探す」ってのはどうかね?

女性的に言えば「好きな人から好かれたい」的な感じ。


投資とか金儲けも現実に儲かるかだけでなく、投資や金儲けを考えることが楽しくない人はやらないほうが良いと思うよ。

風俗行けば、楽しんで金払ってくるでしょ。

風俗に行って財布の金が増えることはない。

投資や金儲けを考えることが楽しければ、損しても良いじゃん。

算数、数学、麻雀、投資、手術は知的ゲームという同じカテゴリーなんだから。

おわり。