いつも楽しく拝見させて頂いてます。
僕も大雑把な計画は立てますが、切羽詰まらないとできないタイプです。
非医者の家庭に生まれ育ち、奥さんも女医ではないので、医局に所属していますが、今後について色々考えている次第です。
先生がもし以前に戻れたら医局を辞てませんか?それとも計画性をもって辞めますか?

専門医とりたて整形外科医


この質問を取り上げたのは、良い質問だからじゃないないよ。

琴線に触れるコメントじゃない。

もし頭のいい医者なら俺のブログの行間を読めば、俺の経歴がどんな感じか想像がつくはずでしょ。

以前、こんな俺でも白い巨塔の財前五郎に憧れて医学部教授になりたかったと書いたし。

都内出身で地方大学医学部で医局は都内の大学だとも書いた。

これで駅弁大学医学部でなく、植民地を持っている大学の医学部と読めない?

都内周辺に拘るなら東大や医科歯科は入れなくても横浜市立の医学部でも良いんだから。

それが都内の医局に入った時点で出世は諦めていると読めない?

東大の医局に入ろうが、東京医科歯科大学の医局に入ろうが、私立医学部の医局に入ろううが外様が出世できるわけないでしょ。

卒業の時点で開業志向なんだって。

俺にとっての医局は初めから孵卵器程度の存在。

専門医を取る前に辞めることを想定したわけではないけど、専門医を取ったら即効で辞めていた。

だから皆が研究者ごっこをしている時に、種銭稼ぐために当直バイトを全力でやっていたし。

ここからタイトルだけど、医者にとっての医局ってのは経歴によって全然違う意味を持つんだよ。

東大卒の人間が東大の医局に入るのと。

地方国立大学の人間が東大の医局に入るのとは意味が違う。

駅弁大学卒の医者が、自分の卒業大学の医局に入るのと。

旧帝大卒、旧六卒の医者が、自分の卒業大学の入るのとは意味が違う。
(少なくとも俺が卒業した年度ではそうだった)

親が非医者で名門私立医大卒で、かつ自分の大学の医局に入るのと。

親が開業医で名門私立医大卒で、かつ自分の大学の医局に入るのとは意味が違う。

その程度の理解が出来ない上で俺のブログを読んで何か行動に移したら絶対に失敗するよ。

その上で、何で今でも勤務医をやっているんだろうとか。

個人と法人のダブルインカムがなんで生まれたんだろうとか。

何でひよこちゃんが外科医を続けられてるんだろうかと。

俺が何で親が非医者のドクターに女医を薦めているんだろうとか。

そこまで想像して読んでほしいな。

糞ブログって言えばそうだけど、その糞の中に間違って飲み込んだ金歯が入っているかもしれないでしょ。

俺はgold in 糞ブログというつもりで書いているんだから。

おわり。