若い先生や経験が浅い先生や研修医と話して感じることと、自由気まま整形外科先生のブログを読んで感じたこともある。

このブログのカテゴリーは医療ではなく。経済、教育です。

それは、リスクを理解できてないんだよな。

本人たちは、リスクを理解してリスクコントロールをしているつもりだろうけど、リスクがコントロールされていない。(^_^;)

ませた幼稚園生の女の子が、大人の女性のような振る舞いをしているように見えることもあるけど、全く理解していないのと似ている。

俺のやっている経営ゴッコのリスク管理は、整形外科医として手術を施行する患者に対するリスク管理が基本にある。

本物の経営者を目指す人間なら、外科医としての経験をベースにしたリスク管理は寧ろ邪魔なだけだと思うけど。

話を戻して。

リスクを理解するには、やっぱり恐怖を感じないと駄目だよ。

どんな高度で難しい手術を沢山経験しても、オーベンがついてここほれワンワン手術だったら、手術の手技はアップしていくけど、リスクを理解することには繋がらない。

内科系勤務医の場合、循環器内科で心カテをバンバンやるとか、消化器内科で高度の内視鏡をバンバンやるとか(どれだけGIFを沢山やっていても見るだけGIFではリスクは理解できないけど)以外だと定年間近のジジイドクターでも、全くリスクを理解していないんで笑える。

まあ、当人にとってはリスクを取らない医者人生を希望してそれを実践しただけなんだろけど。
(一般内科って言っても開業医は、外科系勤務医よりリスクを理解していると思うけど)

子供がいち早く大人になるために、外科系1人医長を一日も早く経験することを勧める。

たまに、外科系1人医長で、リスクを極限まで抑えることに特化した先生がいるけどそれは親のクリニックを継ぐまでの事だからね。

その気持ちも分からなくはない。

もう一度話を戻して。

外科医としてのリスク管理を理解しないままで、自由気まま整形外科先生のやっているような投資をすることは結構危険。

何で勤務医と経営者のハイブリッドって概念が生まれたのかを理解できないで医者が投資をやるぐらいなら、そこそこの収入で医者人生を全うした方が絶対に良い。

勤務医と資産形成という、女医の結婚のような無理ゲーをクリアーするには最低限上記のようなことを理解できる地頭が必要。

そしてそれが、リスクを極限まで抑えて、落ちている物を拾うように資産形成を完成させるんだと思うよ。

その時には当然外科医としての力量も相当なものになっているはず。

そして、経済的独立を達成した名医が沢山増えて、日本の医療の水準がレベルアップする事を期待しています。

おわり。