文章で表現することとコミュニケーション能力との絶対的な違いがある。

コミュニケーション能力と言えば、基本は一対一の対応で相手のバックグランドを理解した上で自分の対応を変えていく。

つまりコミュニケーション能力の要諦は、友達が多いとかは全く関係なく、相手の背景を正確に早く読み取ることにある。

友達が多いってのは同じバックグライン同士のじゃれ合いに過ぎず、社会に出てから要求されるコミュニケーション能力があるかは別問題。(友達が多い人と少ない人を比べれば、当然多いほうがコミュニケーション能力が高い可能性があることは当たり前だけど)

しかし文章(ブログ)は対象が明確でなく、同じ文章でも色々な解釈が出来る。

なるべく誤解を受けないように、俺は何度も何度も医学部生、研修医、若手の先生向けだと書いている。(プラスして親が非医者向けでもあると思う)

俺は文章を書くブロでないので、この部分が非常に抜けた文章なんだなって最近反省している。

整形外科医にとっての良い話でもこのブログだけを読むと色々な解釈ができると思う。


昔よく合コンに行っていた時に職業を聞かれて医者だと答えると。

「何科なの?」と続くんだけど。

整形だけどって答えると返ってくる言葉で一番多いのが「整形外科ってヤバイよね」。

内科系と比べると、如何に整形外科医のヤリチン率が圧倒しているかを証明している。

同じ外科系で比べても、循環器外科はアカデミックだし、消化器外科は意外と真面目だし。

20代整形外科医の頭の中はセックスと手術で9割は占められていると言われているけど。

この前会った後期研修医の先生を見ても20年前も今も変わらないんだと思ったけど。


俺にとっては漫才のつかみみたいなものだけど、整形外科医でもヤリチンじゃない先生も存在するから読者の99%はイラってするでしょ。

間違いなくこの女医さんの父親はヤリチンだったと思うよ。

ヤリチンならではの深い話で1人の女医さんが幸せを手に入れた。


これも随分ひどい表現だけど、ここで使った「ヤリチン」には臨床医の経験に基づくコミュニケーション能力が高いこと、自分の娘で国立医学部に入るような優秀な子供だから可愛くて仕方ないんだろうけど、それとは別に存在する女性としての価値の客観視が出来ることを「ヤリチン」に込めているんだって。

その理解の上で、全ての女子医学生や女医が早期に結婚しろとアドバイスしている訳でもない。

整形外科を開業しているお父さんだって娘が絶世の美女だったら、やっぱり医者同士で結婚して欲しいと思ったと思うよ。

女医が35歳になって相手は医者じゃなくても誰でも良いから結婚して孫を抱かせてくれって言うのと、学生時代に結婚出産を許可することには天地の差がある。

それに対するリスペクトが「ヤリチン」に込められているんだけど、そこまで行間を読んで頂きたいと思う。

世の中には沢山のゲイがいる。

ゲイの男性に何で結婚しないかと言うのはお門違いなんだけど。

女性でもレズもいるし、結婚したくない女性がいるわけだから何で結婚しないかというのも余計なお世話なんだよ。

女医が結婚しなくても問題ないんだよ。

でも「医者になったら出会いがなくなった」とか。

「医者の仕事を一生懸命やっていたらいつの間にか婚期を逃していた」とか。

「子供だけは産みたかったな」とか言うのを聞きたくないから書くんだよね。

メンタル病んでる女医が多いと仕事しづらいからさ。

でも臨床能力の著しく低い女医が結婚をして、未婚女医より勝ったみたいなマウンティングは如何なものかといつも思ってるんだよ。

結婚したい女医が全て結婚して、女医には馬鹿なVERY妻のようなマウンティングを止めてもらい、マウンティングは医者としての能力でやってもらいたいと切に願う。

おわり。