12月30日に執刀した患者のフォローアップで元旦の今日病院に来てブログを書いています。

家は今時珍しくインターネット環境がないので、携帯でツイッターをみるぐらいしか出来ません。
(数千円でも無駄な出費はしたくないという意味で契約していません)

40代最後の正月をこうして迎えて感慨深いものがあります。

早いようで色々あったなと思います。

そして残りの人生も短いようで長いのかもしれないし、長いようで短いのかもしれません。

新年早々に役立つ情報を書きたいと思います。

僕は自分の対するノルマを一つだけ決めています。

仕事を休まないことでも、勉強をすることでもなく、休肝日を作る事でもなく一日1時間20分を運動すること。

昨年の365日でノルマをクリアーしています。
(と言っても、10年以上はそのノルマをクリアーしていますが)

この運動することは僕にとっては、プライオリティの一番なのでここから逆算して仕事時間が決まり、手術件数が決まり,飲みに行く回数が決まるというレベルです。

年末年始は昨年ぐらいから通っているスポーツクラブが休みになっているので、運動時間はジョキングでクリアーすることになります。

そうなると本当に膝が痛い。

寒い中で、かつコンクリートの上を走ると30分ぐらいで膝が痛くなってきます。

整形外科医として感じる自分自身の賞味期限が近づいている事を感じます。

本題に戻して。

表参道。渋谷などをジョキングしていると、本当に本当に不動産の売り出し中の看板がたくさん見かけるようになってきました。

このブログで書いているように、金持ちは金持ちで今が売り時だと思っているのでしょう。

僕が何度も書いている事で僕の頭のなかでは理解しているが、皆さんにちゃんと伝わっているか不安なことがジョキング中の僕の中で浮かびました。

それが金利についてです。

債権と金利は逆の動きをすることは分かってますか?

マイホーム購入が不動産投資なら、不動産投資は債券投資と同じなんだよ。
(正確には不動産投資は債権投資と株式投資のハイブリッドなんだけど)

分かりやすく言えば、今ある6000万の物件も今の金利なら35年ローンで総支払額が9000万になる。

大事なのは6000万じゃなくて、総支払額の9000万の方。

当たり前だよね、だってサラリーマンとは入ってくる収入が決まっている人達の総称だから。

その額が多いのが勤務医だし、その額が低いのは非正規雇用。

勤務医がどんなに手術が上手くなっても、内視鏡が上手くなっても給料は上がらない。

つまり勤務医が買える家はいつも同じ。

額が違うのは、金利の問題。

金利上昇すれば、6000万の家が買えていた層が、4000万の家しか買えなくなる。

不動産投資は純粋な債券投資だと思えば、今の6000万の家は金利上昇で4000万になる。
(そう単純でないのはインフレに連動する株式投資の要素も含んでいるから)

その理解の上で、赤字国債は結局インフレでしか返すことが出来ない。




必ず2020年から2025年頃には金利上昇があるから。

その時期は正確には予想できないけど、もっと早く2018年頃になるかもしれない。

金利上昇が始まったときが、不動産購入の買い時の始まりのサインだよ。

だから、その時に現金(株式でも良いけど直ぐに換金できる金融資産)を持っていることが重要。

逆に言うと、金利が上がらない限り不動産購入の時期ではない。

理論的なことが理解できる層は理解すべきだけど、文系脳で理解できない人は上記だけを覚えておけば十分。

それと金利上昇は不動産購入の始まりだけど、買い時ではないので注意して。

そこから不動産価格が下がるんだから、折角待ったのに高値で買っても意味ないでしょ。

最後になりますが、年末恒例の金融資産残高の締めをやりました。

面倒だから、年に1回しかしないのですがその預金残高の多さに我ながらビックリ。

最早資産形成の時期は終わり、相続対策の方が重要って感じになっています。

複利のパワーを実感しています。

新年の挨拶として次の言葉を贈ります。

先んずれば即ち人を制し、後るれば則ち人の制する所と為る

今年もよろしくお願いします。

おわり。