今回は限界効用逓減の法則について。

橘玲の「幸福の「資本」論」でも書かれているけど。

年収900万を超えると年収アップ=幸せアップではないって話だけど、これは勤務医の場合はあまり当てはまらない。

何故かと言うと勤務医ってのはサラリーマンなんだけど、一般的なサラリーマンとは給料体系が全く違うから。

男性医師の生涯年収は4億6000万らしい。

サラリーマンで同じぐらいの生涯年収を調べてみると、電通、丸紅、東京海上なども4億6000万。

ファイナンシャルプランナーとはか、多分勤務医と電通、丸紅、東京海上は同じ括りで相談にのるんだと思うけど。

でも勤務医を平均像で語ることは全くの無意味だから。

代々続く医者の家系の医学部教授も勤務医なら、親が非医者の桜蔭出身のブスな女医も勤務医だし、大学病院の万年講師も実家は大地主の息子みたいのも勤務医だし。

勤務医を除くサラリーマンは、生涯年収をアップさせるためには出世する以外の方法はないけど。

医者の場合は、医学部教授という上がりの除けば出世を諦めたドロップアウト組の方が給料が良いから。

それと医者が特殊なのは、医者の親は医者が多いって点にある。

ちょっとググってみたら、親が医者の割合は3-4割程度らしいけど、俺が大学生だった時は自分と同期の医学部生の半分は親は医者(勤務医を含む)だったからね。

国立で半分だから、私立医学部を入れた全体でみれば今の50歳以上の医者の6.7割は親が医者なんじゃないの。

それと医者の習性として自分の子供を医者にしようって思う所が普通のサラリーマンとは違う。

今の時代に親の職業を継がそうと思うのは、政治家とヤクザと医者ぐらいなんじゃないの。

それと文系エリートサラリーマンってのは基本総合職で転勤があるから奥さんは専業主婦だけど、医者の場合は二人とも医者のパワー夫婦もいれば、奥さんが専業主婦の夫婦もいる。

全く一括りに出来ないのが容易に理解できると思う。

話を限界効用逓減の法則に戻すけど。

勤務医には勤務医の限界効用逓減の法則がある。

俺は親が非医者で嫁さんが専業主婦の場合は、勤務医年収3000万がサラリーマン年収900万に当たると思っている。

年収3000万は、勤務医としての給料が2000万でメンテナンスフリーの純利益500万の法人でも全く同じ。

年収3000万は年収1800万の勤務医の旦那と週2回のパートで700万稼ぐ女医さん夫婦も同じ括りだと思っている。

そのぐらい稼げれば、ある程度の金融リテラシーがあれば預金残高を気にしないで生活できるし、子供が馬鹿で私立医学部にしか合格しなくても対応することは可能だし。

ここからが俺が言いたいことなんだけど、それ以上稼いでも大して幸福感はアップしないから納得できる仕事内容で働くとか、家族で過ごす時間を増やすとかのほうが重要だと思うよ。

俺自身は勤務医の中では場末中の場末。

福島原発事故の原発作業員みたいな職場で働いているんだけど。

別の表現ではウンコをションベンで薄めたような病院で働いているから平均的な勤務医よりは給料は遥かに良いんだけど、もっとマトモな病院で働いたほうが満足度が高かったのではないかと後悔がある。

若い先生方に於かれましては、同じ轍を踏まないようにと思います。

おわり。