整形外科医のゆるいブログ

一応,現役の医者です。 ユルイ日記ですが。 ヨロシク<(_ _*)X(*_ _)>ヨロシク。

2016年07月

セミリタイアの意味を日本に広めた人が逝った

大橋巨泉が全盛期の時に、セミリタイアしたあのカッコ良さを今でも覚えている。

大橋巨泉が書いたセミリタイア関連の本は全部読んだな。

俺が人生で一番影響を受けたのが、大橋巨泉のセミリタイア論と橘玲の経済的独立論。

医者としては随分と俗っぽくて低レベルだけど、俺自身が俗っぽい低俗系なんで仕方ないかな。

自分自身は経済的独立を果たし、セミリタイア出来る状態になったけど、セミリタイアしてもやりたいことがないという喜劇。

だからまだ働いているんだけど。

大橋巨泉はセミリタイアしてエージシュートがしたいと書いてあった。

彼は人生は仕事以外にやりたいことが一杯あるのでセミリタイアすると言っていた。

大橋巨泉的なセミリタイアは、現在では色褪せてきたかな。


やりたいことがあれば、現役時代にやればいいからね。

でも、セミリタイア出来るように人生を前倒しで準備することは輝きを増している。

プロスポーツ選手なんかは全てがセミリタイアみたいなもんだもんね。

現役時代に一生分を稼いで、ボケ防止でコーチやったり解説者やるのは広義のセミリタイアでしょ。

外資系金融機関の勤務も広義のセミリタイアだし。

年金受給開始年齢が俺たちの時代は間違いなく70歳になっている。

70歳まで働くのは問題ないけど、70歳まで生活のために働くことだけは避けたい。

大橋巨泉的なセミリタイアを実践するのは、仕事を辞めても時間を潰せる趣味や友人が必要。

金銭的にはセミリタイア出来る人は少なくないけど、仕事を辞めたらセットで友人もいなくなりそうだけどね。

たかが仕事、されど仕事。

なんだかんだ言っても、俺にとっては手術が上手くいった後で飲む酒が一番美味い。

サラリーマンも経営者も仕事が上手くいった後の酒が一番美味いんだろうと思う。

大橋巨泉亡き後の新しいセミリタイア論をゆっくり試行錯誤していくしかないんだろうな。

おわり。




decade

パスポートの更新に行ったんだけど、前の更新からもう10年か。

時間の経つのは早いな。

大学一年から毎年海外旅行に行っているんだけど、昔はアルカイダもイスラム国もなかったからな。

海外旅行の時はいつも飛行機が落ちないか心配だったけど、今じゃテロに合わないかが心配なんだからな。

十年一昔。

多分今後の10年は今までの10年より、日本も世界も大きく変動する。

その変動に上手く乗れるかどうかで、人生が変わってくる。

格差社会から超絶格差社会になってるだろうな。

個人的な関心事はマイホーム購入。

何処にどの程度の規模で購入するか。

あとは、勤務形態。

いつまで外科医でいるのか?

スモール開業も選択肢の1つとして考えている。

医者の世界では、スモール開業って概念がないけど。

イメージしているのは、十分儲けて資産形成も終わっているけど、ボケ防止のためにクリニックを続けているおじいちゃん先生の開業スタイル。

受付はパートの女性が1人。
看護師ゼロ。
医者は自分一人。
検査機器はレントゲンのみ。
理学療法士ゼロ。
理学療法なし。

俺達の時代は間違いなく年金受給開始年齢は70歳だろうから、それまでは対外的には仕事を続けていたほうが格好がつく。

そこから入ってくる収入を期待しているのではなく、肩書としての仕事が必要。

60歳を過ぎて老健の管理者みたいな仕事がその時に残っているか分からない。

ほんの少し前まで、医学部教授が退官後の仕事先に困ることがなかったんだけど、10年後にはあぶれる教授も出てくるだろうね。

医局崩壊前に、今自分が実践している勤務医と会社経営のハイブリッドって概念で医者をやっている人間は1人も居なかった。

現時点で、儲からなくて良いスモール開業って概念を模索している医者も多分存在しないと思う。

新しい術式を考えたり、新しいスタイルを模索している時が一番楽しいのかもしれない。

女性とのエッチも、エッチ自体じゃなくてパンツ脱がすまでの過程が楽しいのと同じで。

マイホーム購入とスモール開業をセットにしても良い。

何一つ行動には移していないけど、頭のなかはフル回転している。

だって10年なんかあっという間に過ぎちゃうからね。

おわり。






コミュニケーション能力とは




若い先生、若いMR、若い看護師。

若いから駄目だとは言わないけど、コミュニケーション能力の意味を勘違いしている人間が多すぎ。

他人と仲良くする能力なんか社会に出たら全く意味ないよ。

学生なら、イジメられないように、浮かないようにするのは最重要なことなんだろうけど。

・言葉遣いなどの礼節
・仁義
・NLP


これは必要とは思わないけどね。

・利害関係を考えられるか
・相手の状況
・相手のメリット
・互いの能力精査
・タイミング
・周辺人脈


これだよ。これ。

俺たちは学生時代の好き嫌いで働いているんじゃないんだよね。

メリットがあるかないかが一番重要なこと。

人間的には大っ嫌いでも、メリットがあれば円満に付き合うし。

それは相手も同じでしょ。

それと患者とのコミュニケーションも同じだよ。

患者の状況、バックグラインドを理解して。

患者のメリットは何かを把握して。

そのメリットを叶える能力が自分にあるかをチェックして。
(叶える能力があって、手間がかかり、面倒で自分にプラスにならないようならリリースして)

その患者を診るタイミングかをチェックして。
(開業医の先生が、手術が必要な患者を引っ張れば犯罪でしょ)

患者を丁寧に診ても、優しい言葉をかけても、上記の前提を満たさないかぎりはお互いwin-winにはなれないよ。

それが出来ると、ストレスがない患者だけを診察していても十分にノルマをクリアー出来るし。

それが出来ないと、ドンドンストレスフルな患者を押し付けられて、臨床恐怖症になり、臨床の現場から引退することになる。

それで十分ならそれで良いんだけどね。

あと、俺はそういう損得勘定は嫌いだってのも良いけどね。

その言葉は、損得勘定が出来てから言って欲しいね。

損得勘定は出来るけど、損得勘定では行動しないっては良いよね。

損得勘定は出来ないけど、損得勘定は嫌いってのは馬鹿。

学生時代は、好き嫌い感情で行動するし、社会人時代は、損得勘定で行動する。

こんなことはノミュニケーションで誰でも知っていたのに、最近は知らない奴がいるんだよ。

俺の相手の事を理解する精度が下がるし、理解するまでの時間がかかるようになった。
(オッサンやBBAの事を理解するよりね)

損得勘定理解プリーズだよ。

おわり。






資産形成 医者編 子供の教育

十数年ぶりに以前働いていた病院の先生達と会食する機会があった。

3人の内、1人は子供がいないけど、残りの2人の先生達(ともに国立卒)の子供の内3人が医学部(2人が国立、1人は私立)に入っていた。残りの2人の内、1人は美大、もう一人はまだ中学生だった。

医学部の受験ネタで、昔と今は違うんですよって説明を受けた。

受験ネタは、医者の飲み会のネタの1つなので色々聞いていたのでまあある程度は知っている内容だったんだけど。

でも、勤務医の生涯手取り額は3億だから、1人だけでも私立の医学部に入れたら順天堂大学などの学費の安い大学を除けば卒業までに7000万(入学金が1000万、学費が1000万☓6年)が必要。

凄いね。

これだけで、可処分所得3億の20%強が飛んで行く。

中高一貫校だったら、年間100万☓6年で、可処分所得の25%が吹っ飛ぶ計算になる。

凄いな。

まさに金に糸目を付けない状態。

3人とも開業医で、十分に稼いでいるから良いんだろうけど。

預金額は俺のほうが遥かに多かった。

資産形成って概念がないんだな。

今後もずっと稼げる前提で、家計が回っている。

俺が疑問に思うことは、別にクリニックを継がすわけでもないのに医者って子供を医者にしたがるんだよね。

まるで、親が医者で子供が医学部以外に進学することは他人から教育の失敗だと思われることを恐れるように。

上記の2人の先生達も、今までは7000万かけても、他の学部に入るよりは十分に元を取れたけど、今後はどうなるか未定なことは理解していた。

だったら、子供の教育費は総額制にしたら良いんじゃないのかね?

それぞれの家庭で、うちは1人5000万。

うちは1人3000万とかね。

順天堂大学医学部の6年総額は2080万(全国私立医科大29の内、最低額)なんで、高校までは公立で、大学だけはお金を出してあげるとか。

なんで総額制なんかと言うと、習い事、塾、講習など、子供のためって思うから教育費って聖域なんだって。

ドンドン増えていくって言っていた。

専業主婦の奥さんに子供の教育を一任させてたら、それはそうなるよ。

子供を医学部に入れなかった場合、一番誹謗中傷を受けるのが奥さんなんだから。

特に女医以外の奥さんは、そういう恐怖と戦っているんだろうな。

資産形成を奥さんに任せるのは、バカ決定だし。

子供の教育を奥さんに一任するのも、同じ程度のバカ決定。

先生達も、積極的に介入しべきというのが俺の飲み会での感想。

おわり。


「若手医師のためのキャリアパス論」を読んで




俺は少し違和感を感じたな。

「若手医師のためののキャリアパス論」って言うより、親が非医者の駅弁大学卒が、講演会の演者になれる程度のキャリアパス論って感じだった。

親が非医者の研修医が、大まかな医者という村社会のルールのバックグラインドを理解する本としては意味あるかもしれないけど。

俺は下記のAmazonへのレビューに概ね同意。

当方・中堅専門医です
他の方の評価が高いのは専門医目線からでしょうか。
本書のごとくonly oneを目指す医師は否定はしませんし必要です。
一方で医師の仕事は患者ニーズにあるサービス業とうたう反面、みながonly oneを目指した結果、多くの医師が目指さない病気を抱えた患者さんはどうなるんでしょうか?
たとえば複数の病態を抱えた高齢者医療はどうでしょう。

仕事は自分のニーズと患者ニーズの間にあると思います。
局所専門医は間違いなく必要ですが、それは一部のニーズにすぎません。
モット医療界を大きな括りで考えると臨床だけをしている仕事もとても大切です。
臨床だけを泥臭く頑張っている先生がいるからこそ、著者のいう2割の未来投資が出来ることを忘れてはならないと思います。
その点で総合医や、自分の専門をやや外れながらも頑張って周辺疾患を見ている医師のコメントが希薄ではないでしょうか。
Chap9の他の医師の目線のコメントが脆弱すぎます。

これがは一つのキャリア。
彼と同じキャリアなら良書、でも他のキャリアがあります。
でも若い人にはいろいろな医師像があり、これが全てと思わないよう注意が必要でしょう。
キャリアパスや働き方の本は、一人の医師が書くにはまだ早いのかもしれません。


ゆるいブログで真面目なことを書いても仕方ないから、ぶちゃけで書くと。

本の中に、よくある駄目な先輩の嘘あるあるってのがあるけど。

研究なんかしている医者なんて、臨床が出来ない。
研究なんか役に立たない。
大学院なんか無駄。
博士号なんて足の裏の米粒。


上記は後輩を潰すための嘘だって。

笑った。

オールドドクターがこれ読んだら、大笑いするところだね。

あと、最強の肩書 「海外留学」 トップ能力証明書の部分。

これも笑った。

場末の病院には、トップ能力証明書を持った研修医以下の専門医が一杯いるんだけど。

聖隷浜松病院で働いているから見たことないんだろうな。

悪い本じゃないから、研修医の先生は買ってみたら。

最後に付け加えさせてもらうと。

大学院に行くことも、研究することも、留学することも。

例えば、30歳から4年間大学院に行けば。

本来であれば、年収1500万☓4年間で6000万が入るはずが。

学費50万(国立で)☓4年間で200万出て行くんだよ。

合計で6200万円。

これを34歳から65歳までで取り戻せないなら、大学院へ行ったことは意味がなかったんだよ。

内科系の医者から反論がありそうだけど、マネタイズ出来ないようなキャリアパスは糞なんだよ。

それと小児のてんかんでそれなりの給料を貰えるのは、聖隷浜松病院の他科の先生たちが、糞のような症例をさばいて金稼いでくれるからじゃないの。

それに対する理解が少しでもあればオンリーワンって思想にはならないと思うけどね。

おわり。








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