色々と笑かしてくれる内藤忍氏ですが。

自分で働いてお金を稼ぐよりも、お金に働いてもらう方が豊かになれることを示唆しています。収入による格差よりも、運用による格差が広がる時代に変わっているということです。


これは本当に重要な考え方。

もっと正確に言えば、勤務医にとっては労働者としての能力(人的資本)と資産運用リテラシーは全くイコールに重要だと思う。

これって凄い概念だと思わない。

医者になるまでの公文式、サピックス、中高一貫校から医学部入学。

研修医から一人前の専門医になるまでの最低10年間。

人生の多くの時間を費やして高めた人的資本でもう人生の勝ち確定だと思っていたら、35歳になって急に資産運用リテラシーも同程度重要だと人生のルール変更が鶴の一声で決まった感じでしょ。

初めから上手く行ことはないよ。

ゼロから資産運用を始める35歳の先生は、魑魅魍魎が跋扈する資産運用の世界では、4歳で初めて公文式に通い始めた幼児そのものでしょ。

そこから30年かけて優秀な専門医になったんでしょ。

資産運用の世界でも同じことを再現すれば良いだけの話。

初めの2,3年で資産を減らしても全く問題ないよ。

名門中高一貫校に不合格になったら人生の負けじゃないでしょ。

最低限のゴールでも医学部合格だし(医学部合格出来なくても負けじゃないし)、普通に考えれば35歳ぐらいでどの程度の医者になれるかが直近のゴールでしょ。

40歳まで上手く運用できないとしても全然問題ない。

60歳の時にどの程度の資産運用リテラシーを持っているかのほうが遥かに重要。

資産運用は受験勉強や医者の勉強と比べると、スポーツに似ていると思う。

俺に出来るアドバイスは

1,資産運用リテラシーが必要だと思ったら一日も早く始める。

2,少額でも良いから市場に参加してみる。

これは幼稚園児が体操教室に入るみたいなもんでしょ。

以下が重要なんだけど。

3,自分にあった投資スタイルを見るける。

これが専門を野球にするか、サッカーにするか、テニスにするかという選択。

4,当直など自分の命を削って稼いだ金を、全額資産運用にぶっ込む。

これが名門開成高校合格って感じかな。

これが本当のスタートだよ。

大学入学までは駿台予備校の偏差値が先生達の持ち点だったけど、これから先は人的資本と金融資産の合計が先生達の持ち点。

学生時代に偏差値を上げるように頑張ったように、今度は人的資本と金融資産の合計を上げるように頑張れば良いだけ。

目標を決めて頑張るってのは、医者の得意分野でしょ。

簡単なゲームだよ。

おわり。