じつはその頃、ぼくは海外投資やタックスヘイブン(租税回避地)について調べはじめていた。橋本龍太郎政権の大々的な音頭で始まった「金融ビッグバン」で個人の資産運用の可能性がどのように広がるか知りたかったのだが、海外宝くじの法律的な問題は、日本人が海外投資をするときと瓜二つだったのだ。

株価と地価の関係性で書いたゆるい整形外科医が気に入った著者こそ「橘玲」だった。
2,その中で自分が気に入った本の著者の他の本を全部精読する。


手術のイロハを教えてくれたオーベン。

だけど今更オーベンから学ぶことは何もない。

だけどオーベンのことは今でも尊敬しているし、感謝している。

そんな存在が俺にとっての「橘玲」なんだと思うな。

現在名医の名をほしいままにしている先生でも、研修医の時のオーベンとの出会いがなければ人生変わっているかもしれない。

それが「縁」

それが「人生」なんだと思うよ。

おわり。