私は大きな理由として、ホモ・サピエンスが他の人類よりも痩せていたことが挙げられる、と考えています。ホモ・サピエンスの体格は華奢で、そのために小食でもエネルギーが足ります。言い換えれば燃費がよい。折しも、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人が共に生きた時代は氷河期でした。つまり温暖なときよりも食糧が少ない時代で、獲物を捕まえるために動き回らざるをえない。
すると有利なのは燃費の悪いネアンデルタール人よりも、食糧が少なくても生きることができ、動き回るのが得意な小さな身体のホモ・サピエンスでした。だからこそ、生き残ることができたわけです。しかし、重ねて申し上げるとこれは「ホモ・サピエンスが優れていた」ことを意味するものではありません。もし氷河期が訪れず、温暖で食糧事情が豊かな時代が続いたとしたら生き残ったのはネアンデルタール人だと考えられるからです。つまり、両者の運命を分けたのは種の優劣ではなく、どちらが当時の環境に適していたか、という点にすぎないのです。


この手の話は世の中には一杯あると思うよ。

例えば、怪我さえしなかったら大谷翔平やイチローになっていた野球選手。

怪我をしないのも一流の条件みたいな話もあるけど、怪我するかどうかは運の部分が大きいよね。

Softbankの孫社長やZOZOTOWNの前澤社長やサイバーエージェントの藤田社長なんかの成功も、彼らが優秀なことは事実だろうけど、成功の一番の要因は運が良かっただけの気がする。

IT社長と肉体労働の土方を比べても、もし生まれたのが江戸時代だったら。

肉体労働の土方は百姓として幸せな家庭を作ってそうだし。

IT社長は速攻で野垂れ死にしそうだよね。

俺なんか学生時代からの腰痛持ちだから、もし江戸時代の百姓だったら速攻で野垂れ死にしていただろうな。

若い先生は記憶に無いかもしれないけど、ジャパン・アズ・ナンバーワンって時代があったんだよ。

世界中が日本式経営を真似て勉強してね。

でも結局は時代がマッチしていただけで、日本式経営も日本人も優秀でもなんでもなかった。

アジア人の中では日本人だけは特別優秀な民族みたいな感じを、当時の日本人は皆で共有していたんだよ。

笑うよね。

優秀な日本人もいれば、優秀でない日本人もいる。

優秀な韓国人や中国人もいれば、優秀でない韓国人や中国人もいるだけの話なんだけど。

裁縫学校だったネタで書いたけど、俺が医学部に入ったのは単なるラッキーだったんだからね。

今、医学部で勉強している学生の半分も俺は勉強していないと思うな。

今、年収1000万以上稼いでいるサラリーマンの半分も努力していないと思うな。

ゆるい整形外科医の8割はラッキーで出来ています。

おわり。