1.「 勉強したいから無給」医
2. 「大学院生で無給」医
3. 「医局の都合で無給」医



最近、自分自身が医学部の一年生だったらと良く考えることがある。

医学部の一年生と言っても、親が医者だったり、親が会社経営者だったり、親が教師などの公務員だったり、バックグランドが違えば対応も違ってくることは当たり前の話なんだけど。

親が非医者だったら、親が非資産家だったらという前提で。

「 勉強したいから無給」医は、言葉のとおり「この病院で働きつつ高度なスキルを勉強したいから、無給で働かせて下さい」というもの。

高度なスキルを勉強するために無給で働く行為は止めた方が良い。

学生には理解できないかもしれないけど、この医者の王道のような行為は未来の人的資本にレバレッジをかけているだけの話。

一番典型的な例はアメリカ留学後に、医学部教授として凱旋するやつね。

1例の成功例に対して、99例は未来の人的資本を使って遊びに行くだけの結果になる。

(流石に医者の場合はエリートの留学だから、意味はあったという根拠のない思い出と英会話の上達ぐらいは数千万の対価として得て帰ってくるだろうけど)

言わなくて分かると思うけど、機会損失を含めてね。

そこで大学院生として講義に出たり研究をしたりしながら、その4年のうち1、2年は大学病院で給与は出ないまま医師の仕事をするパターンが非常に多いのです。

大学院に行くことは100%意味がないから、絶対に止めたほうが良い。

実家が太い人間がお楽しみで行く分には問題ないよ。

臨床医になるのではなく研究者になるのが目的なら行く以外の選択肢はないけどね。

財前五郎のような医学部教授レースに参加するなら行く以外の選択肢はないけどね。

多くの非難を浴びることを前提で書けば、旧帝大未満(レベル的な意味で)の大学の医者が大学院に入るのは勉強は出来るけど、頭は悪いんだろうと思うよ。

医局が「大学病院に有給職として雇えるのは○人」と決まっており、しかしそれでは人手が足りないため無給医として大学病院に勤務させるというもの。

有給職として働けないような医局に入っちゃ駄目だよ。

そんな医局に入るぐらいなら、一生最先端の医療と接する機会をなくしたとしても民間病院で研修したほうが良い。

昔のようにある程度の年齢まで頑張って出世コースに乗れなかったら、開業して今までの分を取り戻せるなら良いと思うよ。

でもね。

地方の駅弁大学の医学部教授になっても全く美味しくない時代に。

医者の給料が弁護士や歯医者のようにワーキング・プアになるかもしれない時代に。

夢見る少女じゃなんだからさ。

稼げるうちにマネタイズして、資産運用するか。

結婚できない女医が一杯いるんだから、ブスな女医でも我慢して結婚してリスクヘッジしておくとかさ。

それが大人の対応だと思うよ。

上記を理解した上で、俺はそんな大人(医者)になんかなりたくないなら勝手にすれば良いだけの話。

やる気のある若手に「世の中、そんなに甘くない」と説教を垂れるジジイになりたいとは思ってないからね。

その代りに死んでも「そんなはずじゃなかった」とは言っちゃ駄目だよ。

「そんなはずじゃなかった」と言っている君は何処からどう見てもタダのオッサンだからね。

おわり。