整形外科医だーーーー。@randtkikakuソロプラクティス開業を考えている若い医師へのアドバイス - 藤沼康樹事務所(仮)for Health Care Professional Development https://t.co/ZX88HteCo7
2019/03/11 14:06:31
受診理由と主訴は違う。受診理由に応えるのが次の受診につながる。かかりつけ医は、主訴と受診理由の両方に応えなければならない。
かかりつけ医もそうだし、場末病院の勤務医も同じだけど。
大学病院やブランド病院との違いは、主訴と受診理由の乖離が大きいこと。
大学病院やブランド病院の受診自体で、受診理由が解決したりしてね。
風邪で学校や職場を休みたいから、診断書を書いてくれと言われるのは簡単。
場末病院勤務医にとっては、受診理由を精度高く把握する能力のほうが、一般的な臨床能力よりも重要。
大学病院やブランド病院で評判が良い医者は臨床能力が高い医者のことだけど、場末病院や開業医の場合で評判が良い医者は受診理由を把握する能力が高い医者のことだからね。
理由は書かなくても分かると思うけど、臨床能力が高い元医学部教授が場末病院や開業医として働いた場合を考えれば直ぐに分かる。
上手くいかなかった話はよく聞くでしょ。
まあ、場末病院勤務医も開業医も多少の主訴改善能力は必要だけどね。
御用聞きじゃないんだからね。
それと場末病院の定義だけど、病床500以上の病院を場末病院とは言わないと思うよ。
たとえ患者の生活保護率が高くても、客層が悪くてもね。
おわり。
コメント
コメント一覧
なるほど、また1つ勉強になりました。
異業種交流会とか行っても、こんな話聞けなさそうです。
ちなみに、先生は場末病院勤務とおっしゃっていましたが、臨床能力と受診理由を把握する能力どちらの方が高いですか?
それは好みで。
ただ、開業医なら苦痛外来やればその分収入が入るじゃん。本当の苦痛は患者が来ない場合でしょ。
ゆる医整形はどちらも超絶優秀です。
そのかわり、アカデミックな世界で生き残る能力は一切持ち合わせていません。
場末病院の多くは家族経営で、ブランド不足が原因の人材難にさらされていることが多いと思います。
なので、専門医などの資格をコンプリートしていて臨床能力が高く、経営者から信頼されていれば、常勤医→院長→理事などの経営陣→顧問などと勤務形態を変えながらどこまでも働き続けることができます。勤務形態が変わるたびに退職金が支給されたりもします。
また、業務時間のオンオフが明確で他院でのアルバイトによる副収入が得やすいのも場末病院勤務のメリットだと思います。
場末病院勤務医としてのポジショントークをしながら鞘を抜き続けるのは、手術が好きな外科系の先生向きの働き方ではないでしょうか。臨床の能力は必須ですが。
いますね。
その手の勤務医双六。
僕はアカデミックの世界でも出世できませんが、場末病院でも出世困難です。
まあ妥当なところに落ち着くもんだと理解しています。