俺は岡田くんが演じる財前五郎は最悪だったと思ったけどね。


これを好意的に解釈する人間がいるわけだから、これはこれで良いのかのしれないな。

俺自身は白い巨塔が好きではなくて、白い巨塔の主役である「財前五郎」に憧れていたからな。

貧乏な人間が成り上がりを目指す物語。

太陽がいっぱいのアラン・ドロンとか青春の蹉跌の萩原健一とか田中角栄の人生と同じ感じで見ていた。

矢沢永吉の成り上がりみたいなもんかな。

有能だが傲慢なエリート外科部長に十分ハマっていたと思う。何より、脇を固める役者陣が素晴らしい。「孤独のグルメ」でブレイクした松重豊さんは、いい人キャラでのキャスティングを普段多くみかけるが、今回は表面の好人物像は相変わらずなものの、内にヌエのごとき権力者のマグマが対流する演技が怖い怖い。確かに、こういうタイプが一番恐ろしいかもしれない。松山ケンイチの良心的な医師、寺尾聡もお父さんの宇野重吉のような重厚感、小林薫のベタな金満院長、沢尻エリカのバーのママ、椎名桔平のライバル大学エリート教授、非主流派の教授岸部一徳、皆さんいい味出している。

財前五郎は有能だが傲慢なエリート外科医という設定なんだ。

その設定自体が浅くないか?

孤独のグルメの五郎ちゃんも良かったか?

東教授も違和感ありまくりなんだけど。単なるヨボヨボのおじいちゃんじゃん。

里見先生も研修医にしか見えないんだけど。

柳原先生は中二病を発症していのか?彼の演技にリアリティがないと白けるんだけど。

それと沢尻エリカなんだけど、彼女の役は水商売のママでしょ。あれじゃ単なる恋人じゃん。
水商売のママという経営者の部分は演じないんだね。

山崎豊子が生きていたら怒ったと思うけどね。

おわり