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今日の東京は大雨で完全に梅雨になりましたね。

雨が降ると整形外科の外来が暇になるのが、整形外科あるあるの一つです。

本題に入ります。年金以外に2000万円必要なんて話は当たり前過ぎて、何をいまさらと言う感じがします。

2000万がなくても東京スター銀行のリバースモーゲージでも利用すれば良いじゃんね。

都市部以外のリバースモーゲージの対象外の人は、生活保護などのセーフティーネットで対応するしかないけど。

それよりも池田 信夫氏のブログを読んで感じたのは恐怖感なんだけど。

インフレ率0.6%、実質賃金上昇率0.7%、運用利回り(長期金利)1.7%という今ぐらいの前提で2055年には年金積立金はゼロになる。

実質賃金が下がり、長期金利はゼロなので、今年の財政検証はもっと悪くなる。2040年代に積立金が枯渇して、年金制度が崩壊するケースも出るだろう。

それに対する対策は下記の3つのみ。
年金保険料の増額
消費税の増税
国債の増発


MMTというと整形外科には徒手筋力検査法だけど。

整形外科医以外の人にとって最近はMMTとは現代貨幣理論をまずはじめに思い浮かべる。

MMT頼りの国債の増発なんか、絶対にハイパーインフレになるに決まってるじゃん。

もしアメリカのように人口が増えている国ではMMTがある一定の期間通用することはあるかもしれないけど。

でも日本のように人口が急激に減っていく国でMMTを実践すれば、遠くない未来にどうなるかは誰の目にも明らか。

じゃあ消費税アップで対応するとしても、非正規雇用が増えて年収300万時代に消費税を30%、40%に上げれるとは到底思えない。

もう考えられるのは社会保険料の増額と上限の廃止しか考えられない。

厚生年金保険料を30%ぐらいまで上げて、なおかつ上限の廃止。
厚生年金保険料は18.3%で固定

勤務医にとっては地獄だね。

俺はその頃は現役世代じゃないから良いけど。

年収3000万円だと勤務医がイキっていても、手取り収入は年間800万ぐらいになり。

その上、消費税は20%ぐらいになって。

その分物価が下がってくれれば良いんだけど、港区にワンルームマンションを買おうと思うと億ションだったりしてね。

もはや働いたら負け時代の到来。

どれだけアングラ経済での収入を増やすのかが勝負の時代になるかもしれないね。

医者にとってはブラックジャックの世界だ。

医学生の皆さん、研修医の皆さん頑張ってくださいね。


選挙で国民に信を問えばこうなるよ。

だけど今の30歳代の非正規雇用が年金を貰う世代になった頃は、預金もないだろうし厚生年金でなく国民年金だろうし。

生活保護のようなセーフティーネットがどうなっているのかも疑問だし。

働けなくなったときが死ぬ時時代の到来だね。

おわり