なるほどね。

読むのが面倒な人は下記を読めばほぼほぼ同じ。
経済的な格差は1960年代から1970年代にかけて縮まっています。
1980年代になると格差が拡大し始めます。

格差問題はもはや「手遅れ」に近い

人の交際範囲は狭いので、仕事の上でも、生活の上でも同じような学歴、同じような階級の人とばかり会っています。


うまくいっている人ほど、「それは自分が頑張ったからだ」と思いたいというのもあると思います。そういう人にとっては、格差に社会の責任を認めることが、自分の成功も社会状況によってたまたま生み出されたものだという、一種の自己否定になってしまう。

かつては安定していたはずの立場の人たちも、経済状況によって自分の身が安泰でなくなったため、自分の地位を守りたくなったからではないかと考えています。つまり、自分のお金が貧乏な人に回るのは嫌だと。

自分の子どもや老後のことを考えたら格差は縮小したほうがいいし、最低賃金は上がった方がいいし、社会保障制度は手厚い方がいいということに気付いて欲しいですね。

こういうことを言うと財源の話になるのですが、それも所得税の累進制を高めるとか、現在上限が決まっている年金の保険料を撤廃するなどのやり方はあるはずです。私は、財産税として金融資産に課税することが最も効果的だと思っていますが。

俺が中学、高校ぐらいのときは「一億総中流」という言葉がよく使われていた。

最近はこの言葉を聞くことがほとんどなくなった。

自己責任論が正しいのかどうかはポジションによって違うけど、医者にとっては自己責任論の方が都合が良いし、非正規雇用者にとっては自己責任論でない方が都合が良い。

バブル期に生まれたフリーター第1世代はすでに50歳代ですから、非正規労働者のままキャリアを終えるしかない人も多い。そうすると、財産や貯金、年金もないという状態で高齢期を迎えることになっていく。

20年後の彼らを生活保護で助けることになるわけだから、所得税の累進課税がアップすること、年金保険料の上限の撤廃、金融資産課税は確定事項だと思うな。

若い先生たちと話して強く感じることなんだけど、一部は稼げる間に稼ぎきってしまおうという層と年収1500万ぐらいで半分近く税金で持っていかれるよりはQOLの為に年収700万で良いんじゃないのって考える層に分かれている感じがする。

どちらも正しいしナイス判断だと思うよ。

20年後は遠い未来の話のように感じるかもしれないけど直ぐだよ。

若手医師に対して、もっと医者としての醍醐味を愉しめば良いのにと思うことが最近増えてきた。

でも若手医師に感じる違和感は、彼らが必死に環境の変化に対応しようとしているんだなと思うと感慨深いね。

自分の生活≫医者としての醍醐味だと俺も思うよ。

おわり。