最近歳をとってきたので凄く感じることがある。

人生万事塞翁が馬ってのは本当に人生をよく表していると思うな。

俺の高校生の時の成績自体が旧帝大医学部を目指せるものではなかったのでそこを目指して頑張ってきてはいないんだけど。

医学部に入学してみるともっと勉強を頑張って旧帝大に入れたら人生変わったのにとよく思うことがあったんだけど。

ネットやTwitterでは旧帝大医学部を損切りする人間をちらほら見ることがあるけど、実際は多くの旧帝大医学部卒の先生はそのエリートコースと言う呪縛から逃れることがない人生を歩んでいると思うな。

その中でも現役合格、留年なしなど挫折がないエリートコースなら尚更。

今まで余り書いたことがないんだけど、俺は国立大学の建築学科に現役で受かっているんだよね。

高3の春に部活を引退して受けた全国模試(公立高校で強制的に受けされるレベルの低いやつね)で偏差値35だったので、それを考えると俺ってやっぱり頭が良いなと思うけど。

だけど俺は早慶に行きたかったので浪人したんだよ。

もし俺がもっと頭が良かったら現役で早慶に受かり、建築学科を卒業して一級建築士として人生を歩んでいる。

その場合はどんな人生だったのかなと想像することがある。

浪人時代に私立理系から国立理系に変更した。

あくまでも早慶の合格を目指して国語と社会を捨てて国立は東大と東工大を受験する(その時代の共通一次試験で国語と社会を捨てても合格を目指せるぐらいの理系の偏差値があったから)選択肢と、医学部を受験する(医学部って共通一次試験の割合が大きくて二次試験だけの逆転が難しいんだよ)選択肢があった。

国立理系に変更しないで東大や東工大を卒業したら今頃何をやっているんだろうと想像することがある。

その後は一浪して旧六に入学した。

入学した当時は医学部教授になりたかったんだけど、留年しないで教授への道を目指していたとしたら今頃どうなっていたんだろうと想像することがある。(いま分かるのは教授にはなれなかったことぐらいだけど)

留年したからこそ卒業大学の医局に入らないで地元に戻ってきた。

この前講演会後の懇親会で医局の同期(その後講師までなって今は開業医)とあったんだけど。

もし俺が専門医を取る前に医局を辞めないでいたら、今持っている不動産を買うこともなく超富裕層になることもなかった。

医局を辞めた野良医師だからこそ休みなくハードワークをして開業資金を貯めようとしたんだからね。

買った不動産もそこで開業しようと思っていたわけだからね。



医者人生としてはどちらが良かったかは分からないんだけどね。

浪人したこと。

留年したこと。

専門医を取る前に医局を辞めたこと。


人生の挫折というか負けが回り回って今の超富裕層に繋がっている。

若かった時の俺は別に金持ちになりたいと思ったことはないんだよね。

いい女とやって、大きな家に住んで、旨いものを食べたいという俗っぽい人生を送りたいと思っただけで。

それは金持ちになりたいってことか?

その道程の挫折や負けが金持ちに繋がっていると言う不思議。

そう考えると挫折や負けで絶望することはないと思うよ。

感動しただろ。

勇気を貰っただろう。

嘘くさい話だと思っただろ。

おわり。