ご主人は生前、国内だけでなく海外でもとても有名な科学者でした。息子さんも2人いますが、2人ともエリート街道まっしぐら。大学はアメリカの名門校へ進み、卒業後も引き続きアメリカで多忙な生活を送っていましたので、ヨネ子さんにとって頼れる家族が近くにいない状態でした。


この記事がネタなのか事実なのかは分からないけど。

俺が不思議でしょうがないことがある。

それは「こんなはずじゃなかったんです。こんなはずじゃ……」って奴ね。

有名な科学者と添い遂げて見送り、子供を2人を立派に育てて子供は自立して。

何が文句があるんだ?

元農水事務次官の長男のようにずっとニートになって家に居て欲しかったのか?

外来診療をやっていると同じようなことを言うおばあちゃんに結構な頻度で出くわす。

それも大概は子供が男だけ。

一人でも女の子供がいたら違ったんだろうけどね。

だけど娘だったらマウンティングも出来なかったわけでしょ。

出世街道まっしぐらの子供の人生と親の面倒をシッカリみる子供の人生とはトレードオフ関係じゃん。

女の特権を使って人生を楽しむことと行き遅れBBAになることがトレードオフ関係なのと同じようにね。



一方、魔法使医先生のように生涯独身、生涯子無しの人生の男性を外来診療や病棟勤務をやっているとよく見るんだけど。

「こんなはずじゃなかったんです。こんなはずじゃ……」と言う男性は殆どいない。

こんなはずではないとは思っても口に出さないんだろうな。

「こんなはずじゃなかったんです。こんなはずじゃ……」って言うのは格好悪いからね。

そう考えると「こんなはずじゃなかったんです。こんなはずじゃ……」と言っているBBAもそれは単なる最期のマウンティングなのかと思うんだけど。

言わなくても分かるでしょ。介護職員に言ってもらいたいんだよ。

「こんな大きな家に住んで幸せいっぱいじゃないですか」とか「こんな高級老人ホームに入っているのになんでこんなはずではないの」って感じで。

そして最期のちからを振り絞って言いたいんだろうね。旦那は有名科学者で息子二人は出世街道まっしぐらだと。

最期の最期までマウンティングに明け暮れるのが女の人生。

マウンティング自体が息をするのと同じなんだろうな。

マウンティングが聞かれなくなったときが人生の最期。

冥福をお祈りします。

おわり。