ホリエモンの小説

https://cakes.mu/posts/3104


 百科事典のおかげだとは思わないが、小学校時代、勉強はダントツだった。
 テストや教科書なんて、簡単すぎてつまらない。みんなが「わからない」と言っている、その理由がわからない。申し訳ないが、先生さえも間抜けに見えていたくらいだ。たとえば算数のテストだと、僕は10分とかからず全問解き終えてしまう。もちろん毎回100点だ。みんなが40分もかけている理由が、まったく理解できなかった。

 そんな僕に、はじめての理解者が現れる。
 小学3年生の担任だった、星野美千代先生だ。福岡時代の僕にとって、唯一「恩師」と呼べる先生である。
 星野先生は、僕の生意気なところ、面倒くさいところ、そして不器用なところを、すべておもしろがってくれた。せっせと百科事典を読んでいることも、祖母が毎日唱えていたお経を暗記していたことも、全部ほめてくれた。こんな僕にも理解者がいて、応援してくれる人がいる。それだけでうれしかった。
 そしてなにより、星野先生が他の大人と違ったのは「みんなに合わせなさい」と言わなかったことだ。むしろ、みんなに合わせる必要なんてない、その個性をもっと伸ばしていきなさい、と教えてくれた。
 3年生の終わりごろ、先生は僕をつかまえてこんな話をした。
「堀江くん、あなたはここにいたらもったいない。八女から出ないと、ずっとこのままよ。久留米に『全教研』という進学塾があるから、そこに行きなさい。そうすれば、あなたみたいな友達が何人もいるはずだから」
 最初は先生がなにを言っているのか、意味がわからなかった。学年でダントツのトップだった僕に、100点しかとったことのない僕に、塾に行けというのだ。
 それまで僕は、塾なんてお金持ちの子どもか、勉強のできない子どもが行くところで、自分には無縁の世界だと思っていた。しかし先生は、そうじゃないという。このまま八女の公立中学に進むのではなく、久留米にある中高一貫の私立校、久留米大学附設中学校に行きなさい。あなたの居場所はそこにある、と。

 結局僕は、星野先生の後押しもあって、4年生から久留米の進学塾に通うことになる。いまでも不思議に思うことがある。もしも星野先生のアドバイスがないまま地元の公立中学に通っていたら、どうなっていたのだろう? 地元の空気に染まり、地元の仲間と楽しく過ごし、地元でなにかの仕事を見つけていたのだろうか。その人生がいいとか悪いとかではなく、いまの僕にはまったく想像がつかないことだ。
 僕にとってはじめての理解者、星野先生。もしも再会できることがあったら、泣き出してしまうかもしれない。いまの僕があるのは、間違いなく星野先生のおかげなのだ。



ad7081f3.jpg
オバマが熱狂的に迎えられた学歴的な背景に、オクシデンタル大学からコロンビア大学に編入したことが関係した(利用した)とある。


金持ちの子弟がアイビー・リーグに入るのではなく、貧乏人が裸一貫で奨学金を得て高学歴を得たことが重要。


ホリエモンも貧乏人の小倅が裸一貫でライブドアを作ったんだよっていう物語が重要。


どちらも男のシンデレラ物語。


でも成り上がり系の物語は昔ながらのエリートからすれば嫌だろうな。


結局、人間は自分と似たバックグランドの人間が好きなんだろうね。


自分も貧乏人の小倅だから、ホリエモンのブログを読んでホロってきた。


思わず購読しようかと思ったもん。


でもこの手のバックグランドの同級生が、この手の話を使ってこの手の話が好きな女を食いまくってたけど。


あのヤリチンは今頃何やってるんだろう?


教授になって、秘書とやってるのかね?


おわり。