それは悲劇ですね。


秀逸なブログなので読んでみてください。


読むのが面倒な人用に要約すると。


小中学校の9年間で私立と公立に通う子供は1300時間ぐらいは授業時間に差が生じる。

この差がどれほどのものかと言うと、例えば社会人が取る資格で言うとTOEIC860点取るのに必要な時間が700時間、日商簿記1級が800時間、社労士が1000時間ぐらいである。
ちなみに浪人生の一年間の勉強時間は1200時間ぐらいだそうだ。

つまりは浪人生が人生を掛けて必死に勉強する1200時間以上の時間を、私立は小中学校の9年間で公立に比べて多く勉強している。


大学を卒業しても就職できない3割の人間ってのは、公立に通うゆとりで。

私立に行ってシッカリ勉強した奴は、殆ど正規社員という既得権益側になれる。(それも壊れかけてますが)


これが事実なら、この暑さの中で。

背筋がぞっとしませんでしたか?





待機児童、過去2番目の多さ2万6275人
厚労省は6日、今年4月1日時点で、希望しながら保育所に入れない待機児童の数は2万6275人と発表した。過去最悪だった03年の2万6383人に次ぐ人数となった。
 認可保育所と各自治体による認証保育所なども合わせた定員は昨年度より約2万6000人増えたが、不況の中、働く母親の増加などで需要が伸びたためとみられている。
 厚労省は「各自治体が定員をかなり増やしたが、需要も伸びている」として、来年度予算の概算要求に定員を増やすための運営費を盛り込んでいる。

●来年から小学校の授業は278時間増える!? “脱ゆとり”に9割の親が賛成

メディアインタラクティブ『新教育課程に関する意識調査』
“脱ゆとり教育”を掲げて来年完全施行される新教育課程に関する意識調査を、メディアインタラクティブが全国の小学校低学年の子どもを持つ男女600名を対象に実施しました。新教育課程は、小学校では来年から完全施行され、今までゆとり教育で削減されてきた授業時間・内容は大幅に増加する予定です。この “脱ゆとり教育”について、親たちの理解度や考えが浮き彫りになっています。

新教育課程では、小学校では278時間、中学校では105時間の授業時間が増加。使用される教科書も、全教科でゆとり全盛期の2001年度より 43%(2004年度からは25%)もページ数が増えます。急激に変化する小中学校の教育現場、子どもたちの学校生活も一変することになりそうです。この新教育課程の内容について、親たちはどのくらい理解しているのでしょうか。

「新教育課程の内容に対する理解状況」を問う質問では、「知っていて、内容も理解していた」のは35.2%(母親37.2%、父親32.2%)で、 6割以上の親がきちんと理解しておらず、名前だけ聞いたことがある人がほとんどであることが明らかになりました。「教科書のページ数が増加することについて」ではさらに認知率が下がり、きちんと理解しているのはわずか24.5%。ほとんどの親が子どもたちの教育状況がどう変化するのかを、まだ理解できていないようです。ただし、20代の父親はいずれの質問にも40%が「きちんと理解している」と回答。若い世代の情報に対する敏感さが垣間見えています。

メディアインタラクティブ『新教育課程に関する意識調査』「新教育課程に関する意見」として賛否を問う質問では、「賛成/どちらかと言えば賛成」が91.5%で、圧倒的多数が“脱ゆとり”を歓迎しているようです。理由は「ゆとり教育の効果が感じられず、学力が低下したように感じる」「余裕がありすぎてヒマそうにしている。最低限のことは省かずやったほうがいい」など、学力の低下を実感していることがあげられました。また、「“脱ゆとり”が子どもの就職力や社会的適応力にポジティブな効果をもたらす」という声も 88.5%にのぼり、「強い人間はある程度の競争のなかからしか育たない」「全体的な学力レベルがあがれば社会もそれに反応するのでは」など、期待感が見られます。

「脱ゆとり教育の影響で増えるもの/減るもの」については、増えるものとして「家での勉強時間(52.2%)」「勉強についていけなくなる子ども(51.0%)」「ランドセルの中の荷物(34.3%)」が上位3位に(複数回答)。このほか「親子での勉強時間(33.8%)」や「親子の交流時間(20.0%)」など、勉強が大変になる子どものケアをしたいという意見も多数ありました。減るものについては、「遊ぶ時間(53.2%)」「ゲームをする時間(46.0%)」「テレビを見る時間(44.3%)」「課外活動をする時間(32.8%)」「親子の交流時間(23.3%)」が上位でした。

メディアインタラクティブ『新教育課程に関する意識調査』ちなみに「子どもの勉強を教える自信」については、「以前とかわらない」が5割(50.2%)を占める一方で、約1割(9.7%)が「子どもに勉強を教える時間が少し減った」と回答しています。「子どもの先生になってほしい人」ベスト3にランクインしたのは「所ジョージ(17.2%)」「ビートたけし(15.0%)」「武田鉄矢(14.3%)」で、「楽しくわかりやすく教える力」と「勉強以外の生きる術を伝達してくれそう」という理由があげられています。

新教育課程について「よく知らない」人がほとんどであるにもかかわらず、9割以上が賛成しているというあたりがちょっとナゾですが、なんとなく“脱ゆとり”で子どもにいい影響がありそうなイメージを持つ人が多いということでしょうか。急激に変わる子どもたちの学校生活、親の側にも理解と協力が求められるシーンが増えそうですので、今からでも「新教育課程」をネットで検索して見ておくといいかもしれませんよ。
 

● 日本の小学生 授業年3872時間

 日経新聞朝刊に各国・地域の小学校の年間授業時間数が載っていました。

イタリア

5780時間


インド

5760時間


日本

3872時間


フィンランド

3876時間

 日本の小学校の授業時間数(特別活動は除く)は3872時間で台湾と同水準、イタリアは5780時間、インドは5760時間、国際学力テスト(PISA) で上位常連のフィンランドは3876時間で日本より4時間多いだけです。時間の多さだけでは学力を語れないことが分ります。気になる国フィンランド。(2008/03/10−月)


●授業はそんなに過密か
http://www.suriken.com/aboutus/column/column_006.html
2004年11月8日

東京理科大理学部 澤田 利夫

子どもたちの「数学嫌い」や「学力低下」が、教育現場やメディア等で深刻な問題として受け止められている。算数や数学などの学力や興味・関心が低下してきた原因の一つは、文部科学省が「ゆとり教育」の名のもとに、80年代以降の学習指導要領の改訂によって、算数・数学や国語などの基礎教科の学習内容や授業時間を削減してきたことにあると、筆者は考えている。

小・中学校の算数・数学や国語は、昔から「読み・書き・そろばん(計算)」が大切と言われるように、後のあらゆる学習の基礎となるものであり、人間の知的教育の根幹を担うものと言える。だから、小・中学校の段階では、時間をかけた反復練習によって、基礎的な計算能力や読解力を習熟させなければならない。

しかし、授業時間が少なくなると、教師も時間をかけて教えることが難しくなる。反復練習する時間も当然限られてくる。その結果、児童・生徒が十分理解しないままに、次の段階に進まざるをえない。そうすると、授業についていけない子どもがでてくる。

それに対して、文部科学省は「学校での教育内容が過密だから、子どもが授業を理解できない」として、 2002年4月から実施された新しい学習指導要領では、「完全学校週五日制」、「学習内容の大幅削減」、「総合的な学習時間」を導入すると共に、小・中学校の国語や算数・数学などの基礎教科の学習内容や授業時間数を大幅に削減させた。

その結果、小学校6年間の算数の総授業時間数は869時間になり、70年代からみると178時間も減少している。これは現在の小学校算数科の1年分の時間数を越えている。中学校の場合も数学科の総授業時間数は315時間になり、70年代からみると105時間と大幅に減少した。削減された時間は、やはり現在の中学校数学科の1年分に匹敵する。こうした授業時間数の削減が、学力低下の原因になること以上に、これからの日本の子どもたちの算数・数学教育に大きな影響を与えることになるのではないかと懸念される。

学習指導要領で決められた意図的な内容に対して、実際の授業ではどのように行われているかを知るために、ある社の小学校用教科書を年度ごとに調べてみた。1970年代(現代化)、80年代(ゆとりと充実)、90年代(個性化、多様化)、2000年代(生きる力)の年代別に小学校第1学年から第6学年までの全体分量(ページ数、配当時間)等の一部を表にした。

表 教科書の分量や配当時間数/ 年代
          1970年代    1980年代    1990年代   2000年代
小学校
総ページ数 1280(100%) 1120(87.5%) 1044(81.6%) 942(73.6%)
復習、演習 142(100%) 131(92.3%) 100(64.8%) 52(36.6%)
「分数」の扱い 74(65時間) 96(68時間) 89(73時間) 61(63時間)
「九九」の扱い 26(25時間) 35(37時間) 29(37時間) 33(36時間)
「珠算」の扱い 21(15時間) 10(10時間) 5(6時間)   4(3時間)

この表から明らかなことは、現在の教科書は1970年代に比べて総ページ数で26%、復習・演習で63%も削減されていることである。「分数」、「九九」、「珠算」の指導については、教科書のページ数と( )内に教師用指導書にある指導時間配当を掲載した。指導内容が軽減された「珠算」以外の「分数」や「九九」指導の扱いには大きな変更はない。ただし、現行の「分数」では帯分数の計算が含まれていない分だけページ数や指導時間が減っていることになる。

しかし、各種調査などの結果から小学校では分数計算の成績が年度ごとに低下していた。指導時関数が少ないためとも考えてみたが、上表でも明らかなように学校での復習や演習の分量が1990年代以降極端に減少していることに一つの原因がありそうだ。

さらに、国際的にみてもわが国の算数・数学科の授業時間数は、他の国に比べて少ない。「学校の授業時間に関する国際比較調査」(国立教育政策研究所、2003年3月)の結果によれば、わが国の小学校6年間の算数科の総授業時間数は654時間で、アメリカ 1080時間、フランス952時間、イギリス870時間などの先進国に比べて極端に少なく、参加15か国平均759時間を大幅に下回っていた。また、全教科の総授業時間数に対する割合では、日本の16%に対して、アメリカ、イギリスは21%、フランスは19%で15か国平均では17%となっていた。中学校についても同様の傾向がみられた。

「学校での教育内容が過密だから、子どもが授業を理解できない」として改訂した現行のカリキュラムでは、基礎学力の向上は図れない。算数・数学科の目標の中の「算数・数学的活動」をどのように具現化するか、「総合的な学習の時間」の活用や「課題学習」の進め方、個に応じた指導として「発展的な学習や補充的な学習」の推進など、算数・数学教育で解決しなければならない課題が山積しているが、その解決のための唯一の方法は基礎教科の指導時間数を1980年代のレベルまで回復することが先決である。


●学校の授業時間に関する国際比較調査 平成15年 文科省調査
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/005/gijiroku/03070801/005.pdf

●ゆとり教育と学力低下
http://www.jc.u-aizu.ac.jp/11/141/thesis/msy2009/01.pdf
・1980 年改訂
「ゆとりカリキュラム」「ゆとりある充実した学校生活の実現を目指し、詰め込み教育からの脱却を図った」学習
指導要領。広義のゆとり教育路線の始まり。
・学習内容の一割削減。
・授業時間は小学校6 年間で36 時間、中学校3 年間で385 時間の削減。
・1989 年 小学校低学年における理科と社会科の廃止。

・2002年改訂「ゆとり教育」と呼ばれている学習指導要領。
・教育内容の更なる厳選。
・授業時間を小学校6 年間で418 時間、中学校3 年間で210 時間削減。
・2002 年 「完全学校週五日制」の開始。中学校における英語授業の必修化。「絶対評価」の導入。

中学校における主要教科(国語、社会、数学、理科、英語)の授業時間数でも、2002 年のゆとり教育全面導入時、公立校では中学校3 年間で1565 時間であるのに対し、私立校は2380 時間と、815 時間もの差が生じてしまっている。この授業時間の差が公立校と私立高の学力格差を生み出したのだろう。


●学力の国際比較
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3940.html
OECD調査
日本の状況を分野ごと2000年から2006年について示すと、
           2000年 2003年 2006年
科学的リテラシー 2位   2位    6位
読解力        8位    14位    15位
数学的リテラシー 1位     6位    10位



ほんとこの国の大人ほど子供を愛してない国は無いね。

親が自分から子供の不幸を願って教育制度を破壊して来た。哀れ過ぎるだろう。

もうおいらの世代ですら1980年の改訂で中学3年間で385時間も授業時間が減らされると言うゆとり教育が進み、このままではほんとにダメになると言われてきた。それが分かっていながらさらに2002年の改訂では小学校で418時間、中学校で210時間追加で削った。

1970年代に比べたら中学生は3年間で600時間も授業時間が削られた訳だ。今一年間
の授業数が980時間、3年間で2940時間。ゆとり教育が始まる前から比べると授業時間は中学校では2割弱も減らされた。教科書のページ数などで言うと3割弱程度も減った。

その結果どうなったのだろうか?

ぐうの音も出ない程に学力は低下した。

こんなもん言うまでも無いだろう。

しかし、この学力低下と言うのもそう単純に一言で片付けられるものではない。
私立校に通う学生は学力テストの成績で言うとほとんど横ばいを維持し続けているからだ。

得点分布などを見ると過去に比べて著しく二極分化が進んでいる。
出来る層は昔のまま維持しているが、出来ない層が増え、さらに落ち込んでいるのである。

原因としては何のことはない、中学校では主要5教科で見ると公立学校では1565 時間であるのに対し、私立校は2380 時間と、815 時間もの差が生じてしまっている。
3年間で800時間も努力する時間に差が生まれれば当然成果も差が開くであろう。

800時間て凄まじい差だぞ。さらに小学校から私立に通っている場合となるとこれに500時間ぐらいは上乗せされるので、小中学校の9年間で私立と公立に通う子供は1300時間ぐらいは授業時間に差が生じる。

この差がどれほどのものかと言うと、例えば社会人が取る資格で言うとTOEIC860点取るのに必要な時間が700時間、日商簿記1級が800時間、社労士が1000時間ぐらいである。
ちなみに浪人生の一年間の勉強時間は1200時間ぐらいだそうだ。

つまりは浪人生が人生を掛けて必死に勉強する1200時間以上の時間を、私立は小中学校の9年間で公立に比べて多く勉強している。

大人になってからの1300時間とは訳が違う。最も多くのことを学び伸びる重要な時期の1300時間である。
この時間を頑張った私立の子と頑張らなかった公立の子では、最早比較するのもおこがましいぐらいの差が開く。

公立校に通う子では、小中学校の9年間だけで最早埋めるのが困難なほどの差が付けられてしまう。公立のトップ層でさえ塾に通わずして私立の子に勝つのはほとんど不可能に近いであろう。親の資力の差で子供の将来がかなり差が開いてしまうのだ。

こんな最悪な制度絶対にあり得んだろう。昔だったらこれを推進したアホは切腹して今頃死んでいるはずだ。
だが、誰一人、ほんとに誰一人としてこの失政の責任を負わない。

責任を負わされたのは子供と親だけだ。


授業数が増えると言っても、小学校は減らされた分の6,7割程度だし、中学校に至っては600時間減らされたのに100時間しか増えない。全くもって中途半端。ゆとり教育の総括、検証をやらないままに、何の戦略もなく当てもなく適当に量を増やせば文句言われないだろうと言う考えでやっているからそうなる。

ゆとり教育が大爆死したのは、日本の教育制度全体を見ること無く、一部分だけを切り抜いて、ちょこちょこっと北欧を視察して良さそうだから上辺だけ真似ちゃえと言う感じで安易にやったから。

本気でやるのだったら大学も含めて徹底的に従来とは改め、詰め込みでなく考える教育というのに転換させるべきだった。さらにそれを実行するには教員の質も今より遥かに高めなければいけないし、40人学級を20人学級にするなどのことも必要だった。
こういったハード、ソフト両方ともに必要な施策をやらず、最も単純な勉強内容と時間を減らすと言うことだけをやった。

例えば北欧だと、教師になるには院卒でなければならず、しかも卒業前の1年間は見習い教員として実習を積み、そこで合格を得なければ教師になれない。6年間学び、さらに丸一年間実習して初めてなれるのだ。日本の教員などとはレベルが根底から違う。

さらに考えさせる教育を行うためにより手間暇が掛かるため、一教室20人学級である。
40人も抱えて考える教育を教えるなんてどう考えても物理的に不可能である。
物理的に不可能なものを強制する奴をただ単純にアホと言う。日本は政治家も役所もそして親もアホだったのだ。

ほんとにこの10年ほどの間に育った子供で、私立に通えなかった子は哀れで仕方ない。

今だと大卒でさえ就職出来るのは7割。10万人以上が就職出来ない。高校生の求人倍率は0.5倍。半分しか就職出来ない。となると一学年120万人ぐらい居る子供のうち実に3分の1程度は就職出来ない。
私立に通い努力した子、公立でも塾に通って頑張った子は就職出来る枠に入れるだろう。
だが公立に通い、塾にも行けなかった子はほとんど大半が就職出来ないと言うことになるだろう。

しかも今後は日本人同士ではなく、外国人との比較も入ってくる。インドや中国、韓国などの子供と比べて日本の子は勉強してるかどうか。トップ層は互角にやってるかもしれないが、公立校に通う子で塾にも行かない子はもうウンコ以下。
人事関連の本だと、もうゆとり教育を受けた公立校出身の子を雇うなんてアホなことするな、そんなことするなら優秀な外国人を採れと書いているのがあるぐらい。

今中学生の子なんてもう救いようが無いよね。。。高校3年間でスパルタ式で叩き直せばギリギリ間に合うんだけど、今の愛情の無い親じゃそんなことしないでしょ。

ほんとは毎日テレビなどで激烈な議論が交わされて然るべき問題なんだけど、だ〜れも話題にもしない。教育を疎かにした国が栄えるなんてありえねえんだよ現代では。どうにもならんなこの国は。