30歳ぐらいで、35年ローンで家を買う人間(男性)というのは。


多分、ちきりんの推測のような複雑な話でなく。


絶望的に知能が低いんだと思う。


女性が家を買う合理性は理解できる。


旦那が死亡したときの生命保険替わりという経済的合理性だけでなく。


子どもと持ち家は、旦那が他の女に走るリスクを軽減する意味がある。


妻への引け目と35年ローンで家を買うリスクは。


妻への引け目(二度三度と浮気がバレたとしても)<35年ローンで家を買うリスク。


なのに。


妻への引け目>35年ローンで家を買うリスクと思うなんて。


やっぱり。


絶望的に知能が低いんだと思う。









http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110203


「35年ローンで家を買うなんてあり得ないでしょ」とこれだけ布教してまわってるちきりんの周りにも、長いローンを組む人がたくさんいます。

他人事なので判断自体はどうでもいいのですが、多くの人がそうするってことは、彼らには彼らなりの理由があるわけで、それは何なのか考えてみました。で、とりあえずの結論はこれ↓

・35年ローンで家を買う人の多くは既婚者で、小さな子供がいる。

・多くの場合、夫は心の底で長期のローンに不安を感じている。

・でも妻は強く「家を買おう」と主張する。

・夫はそれを拒否できない。


これだけだと「ふーん」な感じなので、ちょっと掘り下げてみる。


Q2.夫が妻にノーと言えない理由は?


A2.大半の夫は、妻に引け目があるから断れない。


当然、次の質問がでてくる。


Q3.夫は何の引け目があるの?


A3.夫の多くは「妻には家のためにいろいろ犠牲にしてもらってる」という引け目がある。


なんの話だって? 


説明しよう!←(このアニメ知ってます?)


最近の30代以下の人はある種の理想を持ってるんです。「結婚して子供が生まれても、いずれか一人が負担や犠牲を背負い込むのはおかしい。ふたりで協力して平等にやっていくべきだ」という理想を。

実際、今の30代以下カップルくらいだと、女性の方が給与が高いこともよくあるし、「ボクより妻の方が優秀です」と普通に言う男性もいる。妊娠がわかったその時点においてさえ「自分より、妻のキャリアの先行きの方が有望かも」と考える男性も少なくありません。当然、子供をもっても「女性に負担全部を」とは思っていません。


が、現実は違います。たとえ子供ひとりも、男性側の負担と女性側の負担は隔絶的に違う。結果として多く女性が(仕事を続けるにしても)働き方(=負担できる責任、報酬、将来の可能性)に制限を加えざるを得なくなります。

その現実に対して、男性側が「やっぱりなんだか申し訳ない」という感覚をもつというわけ。


これは新しい世代に特有です。「結婚当初は働いてもいいけど、子供ができたら女性が仕事をやめるのは当然」と思っているバブル以前世代だと、男性はこういうことに罪悪感を持ちません。最初から「平等理想」をもっている30代未満カップルの特徴的な感覚だと思います。



一方の女性側にも「家が持ちたい」と思い始める理由があります。上記のような経緯により、職場キャリアが自分の“メインの活動場所”でなくなった段階で、それに代わる「自分の活躍分野が欲しい」という欲求がでてくるんです。これはごく自然な感情です。

自分にとって仕事は“サブ”になってしまったけれど、“家”はメインで取り仕切る!という意欲がでてくるんです。“家”のマネジメントにおいては、自分がメインで夫がサブになる。夫はもちろんその立場を(前述した罪悪感から)謹んで受け入れるわけで。


では、家のマネジメントとは何か?

1) 業績目標の達成(計画、実戦)

 ・子供の教育

 ・持ち家の獲得

2) 予算管理(家計管理)

3) 人事管理

 ・夫の健康、体型

 ・子供のしつけ、教育

4) 組織管理

 ・楽しい我が家と仲の良い家族の維持政策

 ・ソツのない親戚つきあい


仕事と同じでしょ。そしてその中で“持ち家の獲得”、それにむけた予算管理は、子供の教育と並ぶ「主要プロジェクト」なんです。これなくして、社長たるもの、その責務に人生を捧げる意義がありません。


かくして女性は外堀を埋めていきます。「子供のお受験に不可欠、○○さん宅も今度、そろそろ買わないと定年までにローンが・・・」云々。「とりあえず今週末、モデルルームに行ってみようよ!」


最後の決断のあたりでは男性の多くが「やばくね?」と思ってます。


でも彼らは強くノーと言えない。もしかしたら自分より優秀かもしれない女性が(しかも、自分が愛している、人生を共にしようと決意した女性が)、キャリアを諦めてくれている。一方の自分はなにも制限を受けずに、仕事も存分にやって、家庭も子供も手に入れた。せいぜいゴミ出しや風呂掃除を手伝うくらいです。


「ノーとか言えるはずない」



というのが、今のところのちきりん仮説。ちなみに様々な理由により女性側に「仕事=自分のメインの活動フィールド」という感覚が残せている場合は、こういう展開になってない。そういう意味では、香港みたいにお手伝いさんやナニーが安く雇えるようになると話が変わるんじゃないかと思う。


もちろんこれ以外の理由で「妻にいろいろ引け目がある」ため、妻からの提案が何ひとつ断れなくなってしまってる男性もいます。 ・・・?



ただしN=3くらいのサンプルで仮説たててるんで、あたってるかどうかは知らん。



そんじゃーね。