昨日、雪の中をスポーツクラブに行くと。
両隣のランニングマシンに設置してあるテレビでは、生活保護の特集をやっていた。
当然、僕も同じ番組にチャンネルを合わせてみると。
18歳の生活保護の女の子の話だった。
親も生活保護。
その母親は、ほとんど育児放棄で男のところに入り浸っている。
しかし、子供も施設に入れるように説得しても、生活保護費が減ることを嫌がって拒否。
18歳から別家庭として、生活保護費が支給されるようになった。
育児放棄の母親の親も生活保護。
18歳のこの特集の主人公は、中卒で。
二桁の足し算、引き算も出来ない。
中卒後、コンビニのバイトを三ヶ月で辞め。
その後のバイトは半年続けて辞めた。
その後は一切仕事をしていない。
福祉の人間が、一生懸命この少女に接してまともな生活に戻れるように努力している。
福祉の人間も。この少女自身も。
もうリカバリー出来ない状況であることは、共に理解している。
そしてこの少女は、母親と同じようなどうしようもない男の子供を妊娠して。
そして親子四代の生活保護が完成する。
四代目が誕生するのは、多分20年後。
そして五代目が誕生するのは、多分それから20年後。
今から20年後に、今の生活保護システムが残っている程、日本に余力があるとは思えない。
でもお金や教育で彼女を救えないことも現実としてある。
世の中の悲しい出来事が、ある善意によって救われる。
しかしその善意によって、その悲しい出来事はバージョンアップした状態で繰り返す。
バージョンアップした悲しい出来事は、より一層の善意によって救われる。
より一層の善意は、バージョンアップした悲しい出来事を更なるバージョンアップした悲しい出来事を引き起こす。
世の中は残酷なものだけど。
戦後の日本は、残酷なものがこの世の中からなくすことが可能だと錯覚してたんだろうな。
時代は繰り返す。
これからの数十年は、世の中の残酷さを。
人間の残酷さを。
まざまざと見せつけられる時代になりそう。
そういう心の準備は必要だと思います。
生活保護でパチンコへ
http://zarutoro.livedoor.biz/archives/51616330.html
大阪に生活保護もらってパチンコ屋へダッシュするクズ共がいっぱい居るぞとテレビ朝日。
テレ朝がんばった。
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