法律的なことは素人なので良く分からんのだけど。

殺人事件で良く殺意の有無が問題になるじゃない。

それが量刑が変わるのは分かる。

計画性の有無でも量刑が変わるのも分かる。

でも、今回のように強姦しようとして暴れられて殺してしますのと。

前もって強姦後は殺そうと思っていたのと。

量刑は同じでなきゃね。

つまりそれだけ法律の世界が非論理の世界だってことがよく分かる。

数学ならどのような解き方をしても答えは同じところにたどり着く。


検察側は、性的暴行からの一連の行為で殺人が行われたとみて、一つの行為が複数の罪名に当たる「観念的競合」があったと判断し、殺人罪と強姦致死罪という二つの罪が両方成立するとして起訴した。これに対し、弁護側は「性的暴行とリンゼイさんの死亡とは時間が離れており、別々の事件」として、強姦と傷害致死の適用を求めている。


要するに被害者がイギリス人で、被害者の家族の心情を考慮して。

なるべく量刑を重くしたいと検察側は考えたということですよね。

でもって、酒を飲ませて意識を無くした状態から強姦して。
その後、冬の寒い時などに放置して殺してしまうってのが、強姦と傷害致死ですよね。

今回の事件で、騒がれて殺したんだからどう考えても殺人罪だと思うけど。

そこになんで殺意の有無の証明が必要なんだろう?






リンゼイさん殺害:市橋被告、殺意を否認 千葉地裁初公判
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110704k0000e040071000c.html
リンゼイ・アン・ホーカーさんの写真を手に千葉地裁に入る父親のウィリアムさん(中央)ら家族=千葉市中央区で2011年7月4日午後1時、久保玲撮影

市橋達也被告=千葉県市川市で2009年11月12日、梅村直承撮影
 千葉県市川市のマンションで07年、英会話講師の英国人女性、リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)の遺体が見つかった事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死罪などに問われた住所不定、無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の初公判が4日、千葉地裁(堀田真哉裁判長)で開かれた。市橋被告は「リンゼイさんに対して殺意はありませんでした。しかし死に対しては責任はあり、その責任はとります。本当に申し訳ありませんでした」などと述べ、殺意は否定した。弁護側は強姦と傷害致死罪の適用を主張、公判は殺意の有無と強姦致死罪が成立するかが争点となる。

 市橋被告は入廷直後、リンゼイさんの両親に土下座するようにひざまずいて頭を下げた。長髪で黒の長袖シャツに黒の色落ちしたジーンズ姿。認否では「リンゼイさんを姦淫(かんいん)したのは私。怖い思いをさせ死なせたのは私です」とも述べた。

 起訴状などによると、市橋被告は07年3月25日ごろ、市川市内のマンション自室でリンゼイさんの顔などを拳で殴り、手首を縛った上で性的暴行を加え、首を圧迫して窒息死させた後、ベランダの浴槽に土で埋めて遺棄したとされる。

 検察側は、性的暴行からの一連の行為で殺人が行われたとみて、一つの行為が複数の罪名に当たる「観念的競合」があったと判断し、殺人罪と強姦致死罪という二つの罪が両方成立するとして起訴した。これに対し、弁護側は「性的暴行とリンゼイさんの死亡とは時間が離れており、別々の事件」として、強姦と傷害致死の適用を求めている。

 公判前整理手続きで弁護側は「暴行翌日の未明、大声を出したリンゼイさんの口を左手でふさいだが、逃げようとするリンゼイさんを押さえつけるうちに首の下に左腕が回り、背後から乗りかかるような状態になり、首が絞まった」と主張し、殺意を否定した。一方、検察側は「自室に連れ込んだ直後に暴行し殺害した」として明確な殺意の立証を目指し、仮に死亡が暴行翌日であっても、一連の行為の結果として殺人罪と強姦致死罪の成立を主張している。

 審理は12日まで続き、被害者参加制度に基づきリンゼイさんの両親が出廷し、英語の通訳も入る。判決は21日午後2時半。

 市橋被告は事件直後に逃亡。顔の整形手術を繰り返し、大阪や兵庫、沖縄などで潜伏生活を続けた。2年7カ月後の09年11月10日、大阪市内の沖縄行きフェリー乗り場で逮捕された。