橘玲の『大震災の後で人生について語るということ』を読み終わった。

橘玲ワールドを理解するために、彼の世界は次の条件下であることを読者が理解しないといけない。

‘本式経営がグローバルスタンダード経営に負けたこと。

個人の能力は、生まれながらに決まっていること。

F票埃身が自分はスペシャリスト以上のクラスだと思っていること。

この条件が正しいことを前提にして、ナッシュ均衡やブラック・スワンの概念を応用することによって未来を予想した物語が『大震災の後で人生について語るということ』です。

まだ日本式経営が負けたわけではないと思っている人や、個人の可能性は無限だと思っている人や、マックジョブの人がが橘玲の本を読んでも面白く無いでしょうね。

それは宗派が違うから。

 ↓△亡悗靴討亘佑眛碓娶です。

その前提で、彼の物語を僕なりにアレンジしてみると。

マックジョブ、スペシャリスト、クリエイティブクラスの概念については是非、『大震災の後で人生について語るということ』を読んでください。

彼の本は、男が読む男の育児書だよな。

男親が出来ることは、自分の子供をスペシャリストにすることに尽きる。

男親が出来ることは、自分の子供を早慶や旧帝大クラス以上に入れることに尽きる。

男親が出来ることは、そういう子供を産める女性と結婚することに尽きる。

そういう本だよね。

話を少し脱線させます。

就職氷河期世代の関西の女性と話す機会があった。

彼女は凄く聡明で、現実と未来についてなんでこの子はこのバックグランドでこんなにも理解が深いのかと思うような子だった。

でも彼女はマックジョブクラスなんだよな。

彼女には彼女の物語があるのかもしれませんが、彼女の聡明さと努力はスペシャリストクラスにいてこそ活きると思うけど。

かつての日本式経営のバックオフィス系の仕事では、彼女の聡明さと努力がそれなりに給料に反映する時代なら良かったんだろうけど。

グローバルスタンダード経営のバックオフィス系のマックジョブは、年収300万ぐらいに収束することが目に見えてるじゃない。

彼女が聡明でも橘玲の本は読まないよな。

どうしても年収300万の世界の中で、生きている意味、向上心を持ち続けましょうって本を読むことになるよね。

2011-08-07 将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110807

橘玲の読者なら、もう答えは出てるよね。

橘玲が予想するように、日本がデフォルトを起こすかどうかは分からない。

日本がデフォルトを起こす前に、アメリカがデフォルトするかもしれないし。

EUが崩壊するかも知れない。

戦争が起こるかもしれないし、ブロック経済になっているかもしれない。

でも22歳新卒エリートが、定年まで日系大企業とか公務員で逃げ切れる可能性はゼロに近い。

橘玲の育児書を読めば、22歳のこどもの対するアドバイスは。

就職先が潰れても、自分のスペシャリストとして値段がつくようなキャリアプランを持ちなさい。

これに尽きるよね。

自分の子供がマックジョブクラスだったら。

ちゃんとスペシャリストなら幸せで、マックジョブは不幸ってわけじゃないんだとアドバイスることが父親の仕事だよな。

マックジョブには、マックジョブなりの人生のの楽しみ方があるんだとね。