このデーターを見て、今現在エリートと言われている人間で驚愕しない人間はいないのではないでしょうか。

実力だけが物言う世界。

その代表中の代表がプロ野球選手の世界であることに異論がある男性は存在しないと思う。

そして40歳代以上の男性で、プロ野球選手になることを夢見なかった男性も存在しないと思う。

長嶋に憧れ、王に憧れ。

ある程度以上の学力がある人間に、「人生が運」と「プロ野球選手に早生まれが少ないか」の因果関係を説明する必要はないよね。

勝ち組の君たち。

君たちが手に入れた金、地位、豪邸、美しい妻、可愛い子供。

その自分の努力で手に入れたと思っているすべての物は。

結構な部分は、運なんだよ。

両親のセックスした日が良かったんだね。

このブログを読んだ勝ち組の君は、目から鱗が落ちたようでしょう。

なんちゃって。














早生まれはプロ野球で活躍できないのか?1.どうして・どれぐらい早生まれはプロ野球選手になりにくいのか?
http://juliasannokainushi.blog31.fc2.com/blog-date-20111213.html


少し前に早生まれは学力が低く、いじめにもあいやすいというイギリスの報告書が話題になりました。と言っても、この分野は教育経済学の分野でかなり研究が進んでいて、自動進級制を採っていたり、入学を遅らせる事が出来ない制度下で早生まれの子の不利が大きくなる(相対年齢効果と言います。)といった辺りまで研究が進んでいますし、一ツ橋の川口先生の研究が日本でも早生まれがどの程度学力面で不利を受けるのかを分析しています。

21世紀に入って早生まれが学力・収入面で不利を受けている事の分析が進みましたが、早生まれが不利であるという研究は元々勉強よりもスポーツの分野で盛んに行われていました。日本でもJリーガーに極端に3月生まれが少ないことがいくつかの文献で示されていますし、プロ野球でもその通りです。鹿児島大学の岡田先生の研究は2002年のプロ野球を分析し、4月から四半期ごとに区切って、各四半期生まれのプロ野球選手の人数を確認した所、全プロ野球選手に占める4-6月生まれの割合は38%、7-9月は30%、10−12月は19%、早生まれは14%と、早生まれのプロ野球選手が随分と少ない事が分かりました。また、規定投球回数・規定打席数到達者(成績上位選手)と非到達者(成績下位選手)を比較して、成績下位層ほど相対年齢効果の影響が大きい、という点も明らかにされています。

しかし、この研究以降、プロ野球における相対年齢効果の影響に関する分析は進んでいませんし、確かに早生まれのプロ野球選手の数は少ないのですが、早生まれのプロ野球選手は打率・ホームラン数・防御率・奪三振数といったパフォーマンスも悪いのか?という分析があまりなされていないようです。というわけで、個人的に興味があるのでいちプロ野球ファンとしてぐだぐだと早生まれはプロ野球で活躍できないのか?の分析を何回かに分けてお送りしようと思います。

今回の分析で使用するデータは、日本野球機構オフィシャルサイトに掲載されている2011年の成績を使用しています。また、日本ではcut off dayが4月2日である事から、4月1日生まれは3月生まれとして扱っています。また、年度始まりの月が違うことから外国人は分析対象から排除し、日本人であっても教育を外国で受けている選手は分析から排除しました。また、他の分析と異なる独自性を見出すため…、というのとプロは一軍の試合に出てなんぼだと思うので、分析対象は2011年度に1試合でも1軍の試合に出場した選手、に限定しています。

分析手法はカイ二乗検定を用い、生まれ月はパフォーマンス(打率・奪三振など)に影響を与えない、具体的には安打数の類は各四半期生まれの打者数・打席数/投手数・投球回数にそれぞれ比例するという帰無仮説を設定し、特に断りもなく統計的に有為であると述べた場合、1%水準で帰無仮説が棄却される、つまり1%水準で統計的に有為に安打数等の成績が生まれ月に影響を受けている、という事とします(5%、10%水準で統計的に有為な差が見られる場合は値に言及します)。



データの分析に入る前に、どうして早生まれはプロ野球選手になりづらいのか?の理論的なところをさっと洗っておきます。早生まれが不利を受ける原因として次の3点が挙げられています。�肉体的・精神的・頭脳的成長差。これは、4/1生まれと4/2日生まれで純粋に1歳年齢が違うことによるものです。特に、幼い間に顕著に現われ、小学校入学時に4/2生まれの子は6歳になるのに対し、4/1生まれの子はようやく5歳になった所で、4/2生まれは4/1生まれの20%も長く生きている事になり、IQで言うと15程度の差になって現われます。もちろん、年を重ねるごとに相対的な年齢差が減少していくので、この影響は年齢と反比例して減少していくと考えられています。

�早期選抜による影響。確かに成長差は年とともに減少していくのですが、現在の教育システムでは、この差が消滅する前に選抜が行われてしまい、4−6月生まれはより良いトラック(学校)に進学し、早生まれは良くないトラックに押しやられ、早期の成長差が永続してしまうというものです。学業面でいうと、東大生の約7割は中高一貫校出身ですが、中高一貫校在籍者に占める早生まれの割合は小さく、結果として東大の中で早生まれが少なくなる、といった類のものです。プロ野球選手でも、数多くのプロ野球選手を輩出する名門高校に進学しようと思うと、中学時代にかなりの成績を残さなければなりませんが、成長期の途中である中学生での1歳の年齢差は大きく、結果として野球名門校に早生まれが少なくこれがさらにプロ野球選手に早生まれが少ない事に影響している、とも考えられると思います。

�Self Efficacy。自己効力感と日本語では訳されているようですが、早生まれの子は、幼い頃周りと比べて成長が遅い分だけ勉強や運動で不利があるために、自分は出来ない子なんだと思い込んでしまいがちなのに対して、4-6月生まれの子は成長が早い分だけ勉強も運動も出来て、自分は出来る子なんだと思いがちです。結果、早生まれの子の間で自分はできないという思い込みが努力を妨げる一方、4-6月生まれの子は自分に自信を持ちさらに努力するようになる、という類のものです。つまり、少年野球において4-6月生まれの子は成長が早い分だけ同学年の子と比べて野球が上手く、監督に褒められ野球が楽しくなりさらに伸びる一方、早生まれの子はベンチを温める機会が多く野球を嫌いになってしまう、といった働きです。



長々とプロ野球選手に早生まれが少ない理由を述べてきましたが、ここから実際に早生まれがどれぐらいプロ野球選手になりづらいのかを、データを使って見てみようと思います。分析対象となる選手数は551人でした。この中で4-6月生まれは173名、7-9月生まれは152名、10-12月生まれは143名、早生まれはなんと…83名でした。各四半期生まれの選手が全体の選手数に占める割合は、4-6月:31.4%、7-9月:27.6%、10−12月:26%、早生まれ…15.1%となりました。この結果は2002年度の全選手での分析とほぼ同じなので、プロ野球において早生まれは4-6月生まれの半分未満しかいない、と結論付けられます。

しかし、そもそも全人口に占める早生まれ人口の割合が、4-6月生まれ人口の割合の半分未満であれば、早生まれがプロ野球選手になりづらいのではなく早生まれ人口が単純に少ない、という問題にすり替わります。というわけで、2010年の国勢調査の結果を元に、20代男性に占める各四半期生まれの割合を出してみました→4-6月生まれ:24.7%、7-9月:26.2%、10−12月:25.1%、1−3月:24.1%。このように、人口に大きな偏りは見られません。



統計的検定をかけるまでもないのですが、上の表のように検定してみると統計的に有為に生まれ月とプロ野球選手へのなりやすさがが無関係ではないことが分かります。下の図で理論上の選手数に対して、実際どれだけ各四半期生まれの選手が過剰or過小か視覚化しておきました。やはり、4-6月生まれの選手が多く、早生まれの選手は少ないですね。



仕事が先週で峠を越えたのと、婚約者さんが一時帰国中で時間があるので、また明日続編としてプロ野球界におけるポジションと早生まれ、早生まれと学歴、について分析してみようと思います。それが終わったら、早生まれと打撃成績・投球成績を見ていこうと思います。