既得権とはアイデンティティーなんだなって思うことがあった。

僕個人の既得権が奪われるとき、体の一部を失う感覚がある。
(現実にあってそう感じた。)

だからこそ、既得権益層はその既得権が奪われそうになると死に物狂いになるんだろうな。

公務員にとって解雇されないことが、彼らのアイデンティティーの一つだし。

専業主婦にとって配偶者控除は、彼女らのアイデンティティーの一つだし。

年金受給者にとって今の制度のまま継続させるというのは、彼らたちのアイデンティティーの一つだし。

そこを論理的に説明してももう無理なんだと思う。

既得権益を持っている人間と、持っていない人間のアイデンティティーを賭けた戦いなんだから。

そこはもう話しあいじゃ解決しないし、最後は殴りあうしかない。

郵政民営化だって、小泉さんが殴り合うことで実現したんだしね。

だからこそ、橋下大阪市長の持つ暴力性は魅力がある。

この世を支配しているのは、愛じゃなくて金だったり権力だったり。

そういう暴力性なんだと思う。

日本って国自体が、アメリカというDV旦那に逆らえない馬鹿な専業主婦じゃん。

今搾取されている若者も老人の好意を期待するのではなく、暴力でその既得権を奪うしかないのじゃないのかね。