老人が増えているのでそれに比例して上腕骨遠位端骨折が増えている。


骨粗鬆症による骨折で、どこの一般病院でもそうだと思うけど大腿骨近位部骨折が整形外科の主たる収入源。


人工骨頭置換術も骨接合術も本当に技術としては完成していて、ストレスレスに型の如く手術ができる。


手術記録が判子で良いぐらい。


上腕骨近位端骨折も、近位端用の髄内釘が出てきてからは、ストレスレスに型の如く手術が出来るようになった。


話を上腕骨顆上骨折に戻して。


これがまたストレスなんだよね。


骨がシッカリしている患者や指示が入る患者なら問題ないんだけど。


認知症バリバリで、骨もスカスカってのが来ると他の病院で治療してもらってと心でいつも思っていたけど。


色々試行錯誤したけど、上腕骨顆上骨折に対してストレスレスに型の如く出来る方法は下記が良いんじゃないかと思う。


侵襲が大きいから患者の方はストレスがあるかも知れないけど。


南江堂の整形外科手術進入路を参照。


肘関節後方アプローチで、上腕三頭筋腱をV字に切開する方法と肘頭を骨切りする方法と上腕三頭筋縦による方法があるんだけど、上腕三頭筋縦切がストレスレスに型の如く展開できる。


それも上腕三頭筋は撓側に皮切をふらず、正中での切開のほうが良い。


体位は腹臥位で肘関節後方アプローチに肘関節内側アプローチも併用。


上腕骨顆上骨折で後方アプローチで尺骨神経を確認することが、出血や浮腫を起こしている肘関節は結構ストレスになる。


でも内側アプローチで上腕骨内側上顆をランドマークとして尺骨神経を同定するのは容易。


そして前方移行のようにリリースしてテープをかけておけば。


上腕骨内側上顆を電気メスできれいに展開することが出来る。


元々外側は骨にそって電気メスで展開すればストレスレスだからね。


肘を屈曲すればどんな関節内骨折でも十分に直視下に整復できる。


あとはイメージを使ってKワイヤーで仮固定後、シンセスのロッキングプレートであるDHP外側用サポート付とDHP内側用でとめるだけ。


この方法なら術中も術後もストレスが大分軽減すると思います。