それでも上がる日本の不動産

少子高齢化の日本では不動産は二極化していくのでしょうか?

まず、住宅需要の不動産は基本的に低減していくはずです。いくつかの要因があります。一つは高層マンション化で土地が空に向かって無限に増えていること、二つ目に駅から遠い物件は不動産開発業者が手を出さず、土地の勝ち組、負け組が明白に出ていることがあります。

一方、都心や駅近くの不動産市場は様相が一転します。一般的理由としては商業不動産としての需要が高い、訪日外国人対応の需要、物流センターなどの新設といわれています。私はそれはむしろこじつけ理由で要は金余り現象と諸外国の不動産価格との差が生み出す価格調整、あるいはミニバブル状態なのだろうと考えています。

これは本来あるべき不動産の実需に基づく取引というより金融資産的な発想に転じてるともいえます。不動産専門家が需給に基づく不動産理論のみで考えれば日本の不動産など上がる理由はほとんどありません。しかし金融資産や資金の退避先となるとまだまだ上げ余地があるという全く相反する判断が下せることになります。


このブログは深い洞察で俺が必ず見ているブログの一つなんだけど。

俺の不動産見通しもほぼ同じ。

でも俺なりに分かりやすく表現させて貰うと。

不動産投資も、美人投票である。

ケインズの言った「株式投資は、美人投票のようなものだ」のパクリ。

都心の土地自体に価値があるわけではなくて、都心の人口が増えることにより都心の土地を欲しがる人が多くなるだろうと皆が予想するから高くなる。

駅前の土地自体に価値があるわけではなくて、人口が減り駅から遠い土地は欲しがる人がドンドン減るだろうと皆が予想するから安くなる。

自分が外国人で金融資産や資本の退避先は何処を選ぶか予想するんだよ。

白人だったらやっぱり港区なのかとか。

中国人だったらベイエリアなのかとか。
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独身の先生だったら、自分が結婚して予算が6000万だったら何処の場所に買うか、マンションなのか、一軒家なのかを考えて。

同僚の先生ならここを買うだろうと予想するんだよ。

ドクター同士の結婚だったら、何を重視して住む場所を選ぶかを想像して予想するんだよ。

ドクターと看護師の結婚だったら、何を重視して住む場所を選ぶかを想像して予想するんだよ。

東大卒の外資系の人間はどんな所を選ぶかを想像して予想するんだよ。

弁護士同士の結婚だったら、何を重視して住む場所を選ぶかを想像して予想するんだよ。

会計士同士の結婚だったら、何を重視して住む場所を選ぶかを想像して予想するんだよ。

そうやって予想しているといつの間にか不動産の目利きが出来るようになる。

研修医のときは良く読めなかったレントゲン写真も、毎日毎日見ていると読影出来るようになるでしょ。

そんな感じ。

おわり。