昨日若手の先生と飲んで話したんだけど、その先生も会社を作るらしい。

勤務医と法人のダブルインカムは節税って意味は勿論あるんだけど、法人を作って収益物件を欲しいと思うと、急にベンツやROLEXなどを欲しいと思わなくなるんだよね。

long, long ago俺のような馬鹿な中学生、高校生は勉強をやっている人間をカッコ悪いと思っていたんだよ。

東大に入るため、医者になるために学生時代に勉強する人間をカッコ悪いと思っていたの。

その当時の自分に言ってやりたいことがある。

馬鹿はお前だと。

高校時代に恋愛したり遊んだりするのは、社会人が分不相応の高級なものを身につける行為に似ている。

よく言われていることだけど、小学生の時は中学生の意識で。

中学生の時は高校生の意識で。

高校生の時は大学生の意識で。

大学生の時は新入社員の意識で。

平社員の時は係長の意識で。

係長の時は課長の意識で。

課長時は部長の意識で。

部長の時は常務取締役の意識で。

常務取締役の時は社長の意識で。

そういう意識付けが出来れば、大体のことは上手くいく。

若い勤務医の先生達が法人を作るという行為は、強制的に一つ上の意識にならざるを得ない。

それは凄く良いことだと思うんだよ。

オーナーシップって言うんだけど、自分が教授、病院長になったつもりで今の自分(研修医なり20代の先生達)を見ることが出来る。

タイトルに戻るけど、それが勤務医と法人のダブルインカムのもう一つの効用だと思う。

全く同じものが自分の立場が違っただけで全く別物に見える経験を一日も早く経験したほうが人生は有利になる。

ムカつくと思った教授も、自分が教授になったと思って自分を見てみれば。

教授の意見も尤もだと思うことが多いと思う。

重要なのは一つ上の意識付けだよ。

二つ上、三つ上の意識付けをすると意識高い系になって政治家になろうと立候補したり、宗教にはまったりするから止めたほうが良いよ。

この手の文章を書く自体が如何に自分がオッサンになったか驚愕するけど。

少し前まで座右の銘が酒池肉林だからな。

肉体の老化が強制的に意識を変える実例が俺。

おわり。