自分自身が医者になる前から、生まれる前から国民皆保険制度があったので国民皆保険制度がなかった時代っていうのを医者自身も患者も知らない。
この華岡青洲の妻でも出てくるけど、貧乏な農民が十分な医療費を払えるはずもなく医者というものは貧乏だった。
俺の想像するところは、現在のワーキングプア歯医者みたいな存在。
(忙しく働けど、生活は楽にならず)
現在の大多数のワーキングプア歯医者と、インプラントで儲けている一部の歯医者。
華岡青洲の時代の大多数な貧乏な町医者と、一部のお殿様お抱え金持ち医者みたいな感じ。
医師免許だけ持っているけど、何も出来ないクソ医者でも年収1500万貰える現在の制度とは何もかも違う。
ここからが本題で、国民皆保険制度が崩壊したら。
ベルリンの壁のようには崩壊しません。
混合医療が導入されて、ゆっくりゆっくり最先端医療が国民皆保険制度の対象外になっていく。
アメリカで自己破産する一番の理由は、医療費が払えないこと。
アメリカでは一般市民が、ある日突然の病気で自己破産に追い込まれる。
そうです。
日本で国民皆保険制度が崩壊した場合は、一番困るのは一般市民です。
病気になるまではアフラックが、庶民のなけなしの金を保険料として巻き上げ。
病気になったら、その病気はアフラックの保険の対象外ですと言われて自己破産に追い込まれる。
勿論医療従事者も、能力がない人間(アフラックの指定している先端医療を施す病院で働けない人)は、アニメ制作者のように年収100万ぐらいまで落ちるかもしれない。
そして、一般庶民が大好きなスーパードクターはアフラック指定の病院に高給でスカウトされて今の奴隷のような勤務医から一躍大金持ちになるんだろうね。
可哀想な話ですが、一般庶民は診察してもらえません。
地獄の沙汰も金次第ですから。
上記のシナリオは、日本にとってもっとも理想的な展開の場合。
日本国がデフォルト起こした場合や、急激なインフレが起きた場合、医療機関が保険診療を続けるかという疑問がある。
その場合は、一気に華岡青洲の世界になってしまう。
医者も患者の暗黒の時代が到来。
医者にとっての資産運用は、デフォルトや急激なインフレへの対応。国民皆保険制度崩壊への対応。
若い医者にとっては、プラスにアフラックの指定病院で働ける力量をつけること。
一般庶民にとっては、デフォルトもインフレも国民皆保険制度崩壊も対応は出来ないから。
時の流れに身をまかせるしかない。
おわり。
コメント
コメント一覧
歯科医師の需給がタイトだったら、あそこまで歯科の点数下げられない。
医科も同様で、医学部が増設されて、需給がゆるめば、保険が存続しようが破綻しようが、大半の医師は貧乏になるでしょう。
歯科の保険診療は医師と比べると大分前から相当抑えられています。
余っているから点数が下げられているのではないのでしょうか。
医者の数が余れば、大半は貧乏になるのはそうかもしれません。
ただ、それも本来の形に戻るだけで外科医、産婦人科などの報酬が下がるとは思えません。