夢を売る男 (幻冬舎文庫)
百田 尚樹
幻冬舎
2015-04-03



夢を売る男がいる。

売っている以上は夢には値札がついている。

その値札こそが、夢見るコスト。

これこそが機会費用、逸失利益。

これを理解できるかどうかは、先を俯瞰してある事項が必要だと判断できる頭の良さ、頭の回転が速い、数学算数が出来る、論理的思考が出来る頭の良さと同様に重要。

機会費用って概念は本当の本当に奥深いよ。

テレビのタイムシフトを見ていると、フジテレビのとくダネ!で女医に対する結婚詐欺をやっていた。

女医と書いて馬鹿と読むぐらい、女医は世間知らずだと思ったな。

まあもっと酷い男性医師がいるけど、男性医師の場合は騙されても実害がないってだけなんだけど。

女医が焦る気持ちは分かる。

だったらオポチュニティーコストを理解したほうが良い。

全く理解していないから、行き遅れBBA女医になるんだと思った。

29歳の女医。

24歳で卒業したら現在5年目。

もう少しで専門医の受験資格。

もし医者同士で結婚することを希望しているなら(女医の結婚相手の殆どが男性医師)、この29歳女医にとっては、専門医より男性医師との結婚のほうがプライオリティが高い。

32歳で専門医を取ってから結婚相手を探すのと、29歳で結婚して中断にした専門医を35歳、40歳でBBA女医邪魔だよなって言われながら取るのと。

どっちが楽かを考えてみればいい。

勉強は出来たんだろけど、本当に馬鹿なんだと思う。

菊川怜みたいな感じ。

自慢させてもらえば、俺は専門医、医学博士、豊富な臨床経験、超富裕層をコンプリートしているけど。

専門医になる前に医局辞めているからね。

自分は未熟で世間知らずだと以前ブログに書いたことがあるけど、実際は計算尽くだからね。

医学部を卒業した時点で大学院に入る馬鹿。

これは馬鹿というより知恵遅れに近いけど。

親が医者で、あるいは親が資産家で自分は大学の白い巨塔の世界で生きていくと決めている医者にとってはベストセレクションだよ。

だけど、親が普通のサラリーマンで皆が大学院に行くから自分もってのは典型的な知恵遅れ。

今の学費はよく分からないんだけど、俺の学生時代の学費は年25万、大学院は50万だった。

今は75万ぐらいなのかもしれないけど、75万×4年間=300万。プラス稼げた給料が800万×4年で3200万。合計で3500万。

地方じゃ家を買えるよ。

このコストをかけては自分は実家の援助もないので、大学での出世競争を途中でやめるよって民間病院や関連病院で働く。

民間場末病院では働くだけなら医学博士は要らないでしょ。

行き遅れる女医も、大学院に行った医者もどちらも「夢を売る男」に出てくる馬鹿そのもの。

馬鹿が多いからこそ、俺が鞘取り出来るから感謝しているんだけど。

同じことが、20代の婚活でも。

起業でも。

馬鹿は鞘抜かれているから、成功できないだよ。

28歳の女性が自分は結婚適齢期だから、次の恋愛は結婚に繋げたい。

この発想が馬鹿そのもの。

分かる?

この28歳の馬鹿女がオポチュニティーコストを理解できないで過ごした20代前半の恋愛のツケを何で次に恋愛する男が払う必要があるんだよ。

「私もいい歳だし、次はちゃんとしたいの」と言われれば、こいつは馬鹿だからすぐやれそうだと思うだけでしょ。

世の中舐めちゃ駄目だよ。

ちなみのこの本自体は読むほどの価値はない。

ブックオフで100円で売っていたら読んでみたら。

おわり。