サルでもわかる「終身雇用がブラックを産む」わけ

解雇の規制緩和には「従業員クビにするのにいちいちお金なんか払いたくないよ」という中小企業の経営者と「辞めるにしても2年分くらいの割増退職金がもらえる従来のシステムがいい」という連合がタッグを組んで反対してたりします。


ゲームのルールを理解するにはを読んでもらっている賢明な読者は理解していただいていると思うけど。

終身雇用を前提とした人生設計なんか、女性の専業主婦を前提とした人生設計と同じ。

末路は見えているよね。

とある社長さん(業績不安定)の専業主婦妻について、リスクの高い、ボラティリティの高い人生だなって思ったことがあるんだけど。

実家が太くて、旦那から生活費が貰えない時はこの口座を使って良いと実家からカードを渡されているんだって。

馬鹿な女だと思っていたら現代ポートフォリオ理論を実践していた。

話しをタイトルに戻して。

40歳過ぎの市場価値のないオッサンに、今更終身雇用を前提としない人生設計を建てることは無理だし。

40歳過ぎの専業主婦BBAが高学歴だったとしても、今更パートぐらいしか出来なないけど。

30歳代以下はゲームのルールを理解する上で、終身雇用を前提としないって事だけは前提条件から外したら駄目だよ。

東大文系と国立医学部のどちらが良いか問題にも似ているんだけど。

東大文系を選んだ場合は、終身雇用を前提としない人生設計って概念が重要になってくる。
(国立医学部を選んだ場合も、国民皆保険制度が崩壊した場合って概念が必要になってくるから同じっちゃ同じだけど。)

言わなくても分かると思うけど、そんな遠くない未来に金銭解雇が認められるようになるに決まっているでしょ。

(日本IBMは裁判でいつも裁判で負けているけどね)

東芝は潰れそうだし、神戸製鋼も不正で潰れるかもしれないし(合併かね)、自動車業界だって電気自動車でどうなるか分からない。

文系に弁護士資格や会計士資格を取ることを薦めているのではなく、転職できるように市場価値を維持することこそがサラリーマン人生のキモになってくるって事を言いたいの。

おわり。