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20年前の1998年当時に1ドル=140円前後だった為替レートは最近は110円前後。円高に進みはしたが物価差から計算すると90円台前半でもおかしくなく、米ドルの価値の相対的な下落(円の価値の相対的な拡大)は為替レートに十分反映されていない。米国を旅すると物価の割高感に驚くのはこれが背景だ。

海外旅行を良くする人間なら、日本の物価が安すぎることを感じていると思う。

米財務省が年に2回発表する為替報告書の議論は、もっぱらこの実質実効レートを基準にされている。4月の報告書では「日本の実質実効レートは過去20年の平均より25%近く低い」として、円安の行きすぎを指摘した。


近い内に1ドル100円を切る円高になることはあると思っている。

ナンピン買いの準備をしておくで書いたように底値で拾える準備は底値になる前にしておかないとね。

そしてもっと長期のイメージでは、日本国自体が衰退して円安になると思っている。

アメリカが日本との実質実効為替レートなんかを気にしない(日本なんか小国過ぎて興味の対象でなくなる)ようになってくる。

若い先生は今が医師としての力量アップのゴールデンタイムだから投資の勉強なんかやっている時間がなかったら。

このブログを読んだのはラッキーだよ。

1ドル100円を切ったら持っている預金の3分の1はドルにする。

20代、30代前半じゃ持っている預金残高も1000万とか2000万円の端金でしょ。

本当なら全額ドルにしても良いとも思うけど、その後の為替が気になって医者の仕事が手につかなくなったら本末転倒だからね。

処女に床上手を求めても無理なんで、徐々に上手くなっていけば良いだけの話。

30代前半までの先生なら、これを抑えておけば大丈夫。

おわり。