馬鹿を更生させようとする行為を止めた瞬間に医師人生は楽になる。

意識高い系医師には頭が下がる思いがあるんだけど。

俺は患者もパラメディカルもさばく意識でしか対応していない。

患者やスタッフの意識を変えるなんかは無理なものは無理で、出来ることをコスパで判断して時間配分、ペース配分を決めるだけの話。

当然、立場が上の上司や経営陣の考え方を変えることなんかは絶対に出来ない。
どうせ言っても……と開き直ってから外来患者をさばくスピードが上がって患者からの文句も減り真面目に仕事するのがバカバカしくなった。

先生の記事の中で
「若手の先生は自分の腕に投資すべき」
「意識高い系の先生たちのお陰で鞘を抜ける云々」
と言った、相反するようなコメントを見ました。
これは程度問題だよ、という認識で正しいのでしょうか?
by 医学生


非医者家系の逆襲で上記のようなコメントを貰ったんだけど。

上記のような意味もあるんだよ。

俺はさばくから売上高が多く、経営者にとっては高評価。

意識高い系はそれが出来ない(それをしない)

話が少し飛ぶけど、糖尿病専門医は太った先生が多いと思うんだけど。

デブがデブの患者に食事指導するのってなかなかシュールな風景だと思っていたんだけど。

それは医者のさばく技術の一つの亜型なんだと思うと納得できる。

患者側も厳しく言われても、単なる様式美やお作法みたいなもんで外来中に数秒間は聞き流せば良いという儀式をしているんだろうね。

整形外科医がヒアルロン酸の注射を打ちながら「これで絶対に良くなりますからね」って言うのに似ている。

どちらも様式美、お作法、儀式の一つ。

以前同じ病院で働いていたDMの先生は今頃何をやっているんだろう。

アル中でDMで、酒を浴びるように飲んでは血糖測定をしてインシュリンを打っていた。

「血糖を厳密に管理しているのでアルコールは問題ない」と言い張っていたけど、その不思議理論通りの健在を祈ります。

おわり。