シンガポールでコネ坊をやってたパッとしない子。数年して帰国。フォローしませんかに上がってきて見たら、日本の就職先が父親の会社で幹部になっていた。スーツケース1つで来て「裸一貫でがんばります」という現地採用の子は結構いるけど、脱出パラシュート付きの子は少なくないから、実は。シンガポールで、フラットシェアの苦労なんかを形だけはしてる現地採用の子も、実家は駐在組海外畑出身のエリートサラリーマンだったり、成功してる自営だったりの道楽な人は結構いる。その一方で、日本社会への適応障害や夢で、本当に後ろ盾なしで海外に飛び出す人もいて、実態の格差は大きい。

脱出パラシュートのことを、俺は命綱と言っていたけど。
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脱出パラシュートや命綱などの私的セーフティー・ネットを持っているのか、公的なセーフティー・ネットしかないのか。

大学時代に親友だと思っていても、あるかないかで人生は全く違うものになるからね。

私的セーフティー・ネット持ちの人間は、そのセーフティー・ネットの意味を十分に知っている一方、公的なセーフティー・ネットしか持っていない人間は私的セーフティー・ネットがないことの意味さえ分かっていない。

俺も命綱なしの綱渡りをやってきたタイプの人間なんで良く分かるよ。
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そういうことは止めたほうが良いよ。

必ず命綱を確保した上での綱渡りを強く推奨する。

今更実家が太くなることはないので、命綱を確保するとは嫁さんを女医にしておくとか。

せめて結婚出産後も働く意志のある女性にしておくとか。

借金をしない資産形成で書いた若いときのハードワークを厭わないとかも含むけどね。

若い時は自分だけの力とか、イチかバチかみたいな人生に憧れるタイプの人間もいることは理解しているけど。

人生はやり直せないとは言わないけど、時間を逆戻りさせることはどんな金持ちにも出来ない。

医者の世界の歪みの活かし方でも書いたけど、人生とはその都度命綱を確保しながら裁定取引を行い自分のポジションをアップさせるゲームなの。

それが安全で再現性があり期待値の高い人生プランと言える。

脱出パラシュートを持っていると思っても、その高さから飛び降りたのではパラシュートが開かないとかそういうことがないようにその都度チェックしておかないとね。

いつまでもあると思うな親と金と嫁。

おわり。