うにうに@uniunichan太い実家など脱出パラシュートのある海外就職は、チャレンジではなく、道楽だというのが私の主張です。
2019/05/08 11:20:01
文化は道楽から生まれるので道楽で何も悪くないのですが、競争としてはフェアではないでしょう。
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シンガポールでコネ坊をやってたパッとしない子。数年して帰国。フォローしませんかに上がってきて見たら、日本の就職先が父親の会社で幹部になっていた。スーツケース1つで来て「裸一貫でがんばります」という現地採用の子は結構いるけど、脱出パラシュート付きの子は少なくないから、実は。シンガポールで、フラットシェアの苦労なんかを形だけはしてる現地採用の子も、実家は駐在組海外畑出身のエリートサラリーマンだったり、成功してる自営だったりの道楽な人は結構いる。その一方で、日本社会への適応障害や夢で、本当に後ろ盾なしで海外に飛び出す人もいて、実態の格差は大きい。
脱出パラシュートのことを、俺は命綱と言っていたけど。
脱出パラシュートや命綱などの私的セーフティー・ネットを持っているのか、公的なセーフティー・ネットしかないのか。
大学時代に親友だと思っていても、あるかないかで人生は全く違うものになるからね。
私的セーフティー・ネット持ちの人間は、そのセーフティー・ネットの意味を十分に知っている一方、公的なセーフティー・ネットしか持っていない人間は私的セーフティー・ネットがないことの意味さえ分かっていない。
俺も命綱なしの綱渡りをやってきたタイプの人間なんで良く分かるよ。
そういうことは止めたほうが良いよ。
必ず命綱を確保した上での綱渡りを強く推奨する。
今更実家が太くなることはないので、命綱を確保するとは嫁さんを女医にしておくとか。
せめて結婚出産後も働く意志のある女性にしておくとか。
借金をしない資産形成で書いた若いときのハードワークを厭わないとかも含むけどね。
若い時は自分だけの力とか、イチかバチかみたいな人生に憧れるタイプの人間もいることは理解しているけど。
人生はやり直せないとは言わないけど、時間を逆戻りさせることはどんな金持ちにも出来ない。
医者の世界の歪みの活かし方でも書いたけど、人生とはその都度命綱を確保しながら裁定取引を行い自分のポジションをアップさせるゲームなの。
それが安全で再現性があり期待値の高い人生プランと言える。
脱出パラシュートを持っていると思っても、その高さから飛び降りたのではパラシュートが開かないとかそういうことがないようにその都度チェックしておかないとね。
いつまでもあると思うな親と金と嫁。
おわり。
コメント
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実家が太くない普通の家庭出身の突然変異型の秀才パターンの医師の方、是非読んで頂きたいです
ゆるい先生のブログの素晴らしさは、先生のような才能の高さに依存した生き方を進めず、日本語を正しく読める医師なら高度の蓋然性を持って勝つ生き方を示しているところにあります。
教授が生存者バイアス丸出しで語るキャリア戦略(笑)と対局ですね。
「まともに努力する根気のないお前たちは、大金を得るには、命を賭けるしかない」
「背水の陣」は、部下の兵士に対して動機を促すもので、自らに課すものではないですよね。
自分の勝負だったら、命をかけることなんかとてもできませんし、命綱があったほうが安心して力を発揮することができます。
真っ当な努力をせずに大金を得ようと思ったら、人にやらせて対価を支払うか、自らの命をかけるしかないという井上先生のコメントは、全くその通りだと思います。
ちょうど、タイ拠点詐欺事件のニュースを見て、カイジそのものだと思っていたところでした。
カイジの漫画は先生や僕たちの大学生時代の漫画ですからね。
自分にとっても強く強く影響を受けた一人です。
カイジには本当に本当に強く影響を受けました。
その通りだと思いますし、学生時代より今のほうがそう感じる場面が増えました。
親が医者でないだけでなく、高校が非進学校だったので。
国立医学部でも、半分以上が親が医者という世界にまずは驚いた記憶があります。
親が非医者でも教授になる先生は一杯いますが、それでもハンデであることは事実だと思います。
恵まれている人が、それが普通でないことを気がつくは非常に難しいです。
先生が親に感謝することが出来るのは、それは先生が賢いからですよ。
その通りです。若いときに種銭をためて、それを複利で回す。
これはリスクを他人に。
利益は自分にという戦略です。
生存者バイアスで物事を語る馬鹿教授っていますね。
研修医のときからお前は馬鹿なのかと思っていました。
洗脳される先生は、真面目だけど馬鹿なんでしょうね。
その洗脳を解くのがこのブログの目的の一つです。