ビエール先生の主張にもある一定の説得力がある。

安楽死が認められると人生の選択肢が非常に広がる。

自分が20歳代、30歳代に感じた未来の生活の印象と、50歳代になった自分が感じる未来の生活の印象は少し違う。

別に生活に困っているわけでも、療養中でもないんだけど。

身体的に落ちていく自分を見るのは、ナルシスト系の俺としては非常に嫌だと最近すごく感じる。

まあ生きるのは70歳ぐらいで良いかな。

歯が抜けて、髪が抜けて、思ったように動けなくなってまで生きたいか?

これから生涯独身者がドンドン増えてきて、守るべき子供も家族もない人間が60歳ぐらいで人生を終わりにしたいと思ったら自分で最期を決められるようになると真っ暗な残りの人生が急に輝く気がするな。

勿論、安楽死はオプションだから100歳まで生きたい人がいても良いし、長生きしたい人のほうが大多数だとは思うけど。

借金をしない資産形成はあくまでも安楽死制度がない環境下での最善解だと俺は現時点では思っているけど、条件が変わればその最善解も変わってくる。

運が悪けりゃ死ぬだけさ死ぬだけさ


俺も若い時は運が悪けりゃ死ぬだけと思ってたけどね。

いつ頃からか運が悪くても自分だけは死なないように保険を掛けるになっていた。

それも老いの一つなのかもしれないけどね。

おわり。