人気店のお料理をご自宅で厳選レストランのメニューをテイクアウト
俺は以前良く一休レストランなどを使って予約していたんだけど。
飲食店を応援する為にこのようなテイクアウト用のサイトを立ち上げるのは良いことだと思うよ。
接待が許された時代のオールドドクターであるし、グルメライターの仕事もやっていたし、セックスの数と外食の数がイコールなような生活を送っていたんだけど。
飲食店を応援するみたいな安っぽい善意を期待したテイクアウトを売っていると、店の価値を必ず毀損するよ。
テイクアウト セットC
雲丹フラン・タラバガニのシーザーサラダ・クラムチャウダー・牛フィレとフォアグラのロッシーニスタイル ・メゾンカイザーのブレッド2個
全4皿 ¥5,832
厳しいことを言うのではなく応援歌のつもりなんだけど。
通常デートで6000円のコースのフレンチを頼むと女性分とワイン代で最低でも掛ける3で18000円だと思って食事をしている。
テイクアウトだと5832円×2+ワイン代2000円(通常店で提供されるワインは小売の約3倍)として1万3500円程度。
店で食べる1万8000円分の喜びと家で食べる1万3500円分の喜びを比べてみると。
店で食べる1万8000円はまたリピートしようと思っても、自宅で食べる1万3500円のフレントはもう2度と頼まないと思うけどね。
自粛要請されている飲食店が辛いのは良く分かるよ。
テイクアウトと言ってもテナントの賃料も掛かり、儲けの大きな部分を占めるアルコール代を取ることが出来ず。
だけど今まで店で出していた商品をそのままテイクアウトにするようなのは売るべきではないと思うよ。
色々な方法論があると思うよ。
店で食べるラーメンと出前のラーメンでは。
出前のラーメンは冷めないようにスープにラードを使ったり伸びない麺を使ったり。
そういうもんじゃないのって思うよ。
その点、サンドイッチやちらし寿司なんかは良いよね。
テイクアウトとして完成しているから。
テイクアウトの商品を飲食店を応援するために買って食べてみると、値段の割に高いって皆が思っているよ。
自粛疲れの次は応援疲れ。
テイクアウトで家で食べても金を払ってよかったと思えるものを作るのが本物の料理人なんじゃないのかなって思うけどね。
今必死の飲食店は考える余裕もないとは思うけど。
35歳の生き遅れBBAが結婚相談所に入会して「相手の条件は最低年収600万円。子供が小さいときはいつも一緒にいてあげたいし子供の将来を考えるとそれ以下の年収は考えられない」と言ったのを聞いたらどう思う?
BBAの希望なんか興味なんだよ。BBAの商品価値が婚活市場で年収600万以上の男と同程度以上の価値があるかだけが問題なんだと思うでしょ。
ランチの時にテイクアウト1500円の値付けをしたとしたら、それはテイクアウト専門店である弁当屋の1500円と比べて本当に勝負できるのかね?
35歳の行き遅れBBAだって20歳代の時はマンコパワーで恋愛市場では価値があったんだけど、マンコパワーを使って人生プランを立てれば将来の自分の価値を毀損することを理解できなかったんだよ。
俺は日本の魅力の一つである多様性のある飲食店に行き遅れBBAみたいな末路を歩んでほしくないと思って今回のブログを書きました。
その厳しい生存競争を乗り切った暁には、潰れる飲食店が多ければ多いほど残存者利益も大きくなる。
ナインティナインの岡村が言っているのと似ている部分があるけど人生って勝負ってのはそういうものだと思うよ。(岡村はこれで干されまくってるけど)
おわり。
コメント
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話をすると「いやー、忙しすぎて休憩取れなくて大変だよー、だから休みほしくてそのために少し休みの日増やすよ」って、同じ飲食業界で自分が恵まれてることがあまりわかってなさそうでした。先生のブログ読ませたいなぁ。
23歳の女子大出身のOLが「男ばかりで周りからいつも視線感じる。何人かからアプローチされたこともあってさぁ。全員振ったけど。」って言ってるようなもんですからね。
今回たまたまコロナで運が良かっただけで、経営難になるとその店主じゃあ乗り切れなさそうです。