中野さんは前著『不倫』(文春新書)でも、不倫が起こるメカニズムとバッシングについて詳しく論じている。共同体の中でコストを負担せず、「おいしいところどり」をする「フリーライダー」に対して、制裁を加えることが求められる、と説明する。「不倫をする有名人は、『一夫一婦制』という共同体のルールを守らず、ごく個人的な快楽を貪っている......つまり、『コストを払わずおいしい思いをしている』ように外野からは見えるのでしょう。それが集団内のほかの人の『フリーライダー検出モジュール』に火をつけてしまうのです」


不倫をする人間は一夫一婦制という共同体のルールを守らずに個人的な快楽を貪っているから非難されるのか。

妻である佐々木希が許すと言っているのに世間は許さないわけだ。



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結婚しなければ一夫一婦制という共同体の一員ではないのでルールに従う必要がないわけだ。

この共同体の一員からすれば独身者はゲイとかレズとかそういう扱いなんだろうな。

自分たちとは関係ない人たち。

一方で事実婚派、生涯未婚派なんかは行き遅れBBAとかは例外でこの共同体の中から改革を目指すのではなく、一夫一婦制の共同体以上の共同体を作ることにより一夫一婦制という共同体をぶっ壊そうとするレジスタンスなんだな。

「多少ブスでも女医と結婚しておけ」って言っている俺は一夫一婦制という共同体の内部からレジスタンスしているわけか。

そういう意識はかなったんだけどなんか理解が深まったわ。

男は不倫に寛容だけど女性にとっては(特に専業主婦にとっては)一夫一婦制とか不倫を許さいことが自分自身のレゾン・デートルなわけだな。

だからこそ命懸けで既得権益を守るためにレジスタンス達を殺しにかかっているわけか。

だけど時間の問題でレジスタンスが勝つじゃんね。

20年後にはアンジャッシュの渡部って芸人が不倫で芸能界から追放されたって話を若者が聞いたら、「なんで不倫で干されるの?」って世界になってるのにね。

ということで渡部の芸能界復帰は20年後の67歳にしたら。

おわり。