ちゅり男先生のブログへの質問にインスパイアされて書いてみます。
新築の一戸建てを設計事務所の注文建築で総額1650万円くらいで検討中です。(土地400万、建物他1250万円、22坪くらいの建物)


1250万円で22坪の建物だから坪単価は56万8千円。

ネットで調べてみるとアキュラホーム程度かな。



アキュラホームの坪単価は40万〜55万円程度です。
良く比較されるタマホームの坪単価は40万〜45万円程度なので、それよりは若干高い印象ですね。
しかし、どこのローコスト住宅メーカーよりも品質の高い住宅づくりをしてます。

土地は400万ってのは一坪10万で40坪ぐらいの感じなのかな。
(建ぺい率40%、容積率80%ぐらいなんだろうから)

坪10万円とかクソ田舎だなという思いはあるけど。

でも土地の値段が下がらない(上る可能性がある)東京の土地がいい土地なのかね。

俺が感じた印象なんだけど。

もし東京で坪400万円の土地を40坪買ったら1億6000万円。

それに1250万の家を建てると合計で1億7250万円。

39歳の独身男性が30年間住むとして。

関西のど田舎のこの家は30年後には土地の値段はつかないで建物の価値もゼロだから合計は0円。

30年間に掛かった住宅費は1650万円。(固定資産税など完全無視しているけど)

一方、東京の土地はどうなのかね。

30年後に土地の値段が坪400万円の価値があれば、30年間の住宅費は建物代の1250万円。

関西のど田舎と東京を比べると資産形成の観点からは東京の方がお得だったことになる。

だけどもし30年後の土地の値段が坪250万円になったらどうよ。

東京の土地の住宅費は30年間で7250万円。

これだと資産形成の観点からは東京の土地のほうが損だったことになる。

30年後の土地の値段が坪450万円の価値があれば、30年間の住宅費はタダの上の750万円貰える計算になる。(固定資産税などは完全無視しているけど)

ここからが今回のブログの本題になるけど。

医者の生涯所得が4億円と仮定して。

ど田舎在住の医者なんかが総額1650万円のマイホームを購入することはそれなりの経済的合理性があるとも言えるんだね。

住宅費がゼロになることはないんだから。1650万円ぐらいのマイホームは服はユニクロかGUで買うみたいな感じで。

残りの収入で人生を楽しんでも良いし、資産運用しても良いし。

東京在住の医者が都内にマイホームを購入することは、マイホームという名の金融商品に一本足打法で全集中していることになる。

今までの開業医なんかは都内で開業するより地方の開業医の方が医療収入は多く儲かったりしてたんだけど。(都内の方が競争相手が多いから)

一方蓄積する資本は、地方の土地の値段がゼロ近づき他の資本合計も地方では小さくなるけど、都内では土地の値段が上がって都内開業医の方が資産が多いみたいな逆転現象があったけど。

イメージしやすいのはまだ歯医者が儲かった時代に都内にビルを建ててビルオーナーになり一階のテナントに自分自身で入ってる歯医者。今は歯科収入よりもテナント賃料のほうが多いみたいなケース。

これからの都内の土地の値段の推移によっては、今度はまたまた再度の逆転現象が起きるかもしれない。

30年後には1億7500万で買ったマイホームの価値は坪100万円まで下がって資産価値は4000万円になっているかもしれない。

一方、1650万円以外の収入を資産運用したど田舎在住の医者の資産は5億、10億円オーバーになったりして。

この辺は結果論でドヤ顔する先生が出てくるんだろうなと思って。

そんな感じのインスパイアを受けました。

実際にはど田舎在住の医者が既婚者なら建坪30坪以上は最低でも必要で実際に掛かる住宅費はもっと多いんだけどね。

おわり。