今東京オリンピックの真っ最中ですが。

この「努力は夢中に敵わない」ってのは格言というよりは諺に近い含蓄があるな。

努力ってのは所詮は打算じゃん。

これだけ頑張っているんだから自分を認めてという感じ。

女性が好きな男に対してこんなに尽くしているんだから捨てないでと言うのと一緒。

現実には夢中になれるものに出会うのは難しいし。

単純に夢中になれば良いわけでもない。

ゲームに夢中してネトゲ廃人になっても当然意味がない。

例えば大谷翔平。

これだけ恵まれた体を持ったアスリートは参考にならないと思うかも知れないけど。

彼ほど恵まれた才能を持ってしても野球を職業として捉えて努力を続けていたとしたら。



いわゆる「25歳ルール」により、大リーグ球団が25歳未満の海外の選手と契約する時は、契約金は大きく制限される。エンゼルスが支払う契約金は最大でも231万5000ドル(約2億6200万円)。25歳になる2年後のポスティング移籍なら、年俸を含めて総額100億円以上の巨額契約が見込まれるからだ。

日本でプロ野球選手を続けるか、25歳ルールが外れる年齢まで待ってからメジャーリーグに挑戦しただろうね。

俺なら間違いなく確実なマネタイズを優先する。

物価の優等生で書いた無理ゲー社会の鎖を引きちぎって大気圏外に出れる若者ってのは努力した人間でなく夢中になった人間だと思うよ。

俺のようなゆるい人間が偉そうなことを言っても説得力がないのは重々承知していますが。

それでも俺が夢中になれたのは算数、数学、麻雀、女遊び、手術ぐらいかな。

それに費やした時間を努力と感じことは一度もないわ。
(セックスを努力してやっていたらそちらのほうがヤバいけど)

敢えて俗っぽく書くと。

夢中になり人生が充実すればリターンがなくても十分だと思うけど。

俺の総資産額が10億円(勿論そんなにないけど)とすると。

努力の寄与分は2億円、夢中になって手に入れたものの寄与分が8億円。

夢中という狂気がないと奴隷は奴隷のままのような気がするよ。

特に学生さんに。

夢中になれるもの、熱中できるものを探してください。

くれぐれも熱中症にはならないように対策をしながらね。

おわり。