1法人1物件スキームとは?
不動産投資物件を購入するにあたって、物件ごとに新設法人を作り、各法人ごとに異なる金融機関から融資を受けることを「1法人1物件スキーム」といいます。他に「複数法人スキーム」や「多法人スキーム」などと呼ぶこともあります。
A物件の購入あたり、A法人を設立し、A銀行から融資を受ける
次にB物件の購入にあたり、B法人を新設し、今度はB銀行から融資を受ける
さらにC物件の…

俺自身が銀行の融資を今まで受けたことがない無借金経営を信条としているので正確な意味での1法人1物件スキームを検討しているわけではないんだけど。

でも日本の法人税法は歪みに歪みまくっている。


圧倒的に数が多い小規模企業では信用よりも節税を優先すると思われます。小規模企業では本当に赤字であれば即ちキャッシュフローがマイナスになりやすく、社長個人の財布からお金がでていくことが多いと考えられ、結果として儲からないことはやらないという選択肢をとる場合が多いのではないでしょうか。又、社長個人の会計と法人の会計が不可分なので、所得税が安いか法人税が安いかで判定することが予想されます。

自分自身の所有している法人も真っ赤な赤字企業で法人税を払っていないんだけど。

今も別に儲かってはいないんだけど、利益確定という謎の行為を行った都合上今期は法人税を納めることになってしまった。

納税は国民の義務、法人の義務なんでその辺は仕方ないんだけど。

自分自身で確定申告をやっているので更に強く感じるけど。

法人の利益は800万以内に出来るのが望ましいよね。

法人の利益が1500万の会社を1法人持つよりは、法人の利益が750万の会社を2法人持っている方が節税になる。

脱税の話ではなくて節税の話ね。

全国の個人商店(じいちゃんばあちゃんとうちゃんかあちゃん経営の店舗)を守るためには仕方ないんだけどね。

そんな赤字企業は潰して新陳代謝を促すのも国の選択肢の一つだけど。

日本はそんなことはしないよね。

老人に掛ける医療費を削減してこれからの世代に金を投入したほうが良いと思うけどシルバー民主主義の日本ではそんな選択肢を提示する政治家は必ず落選する。

同じことを赤字企業に対してもゾンビ政策を続けるわけだからね。

資産形成完成後の医者なんかも資産管理会社の1法人を持つよりは、子供の人数分の法人を持った方が能率が良いよな。

法人の利益が500万程度を3人の子供用に3法人作っても管理費や手間が増えるだけだと思うけど。

赤字法人でも所有することは節税の為には非常に意味がある。

だけど黒字になればなるほど複数法人スキームは意味を持つようになるんだな。

今まで法人税を赤字企業で払っていなかったので実感出来なかっただけで。

所得税の辛さは勤務医という100%収入を税務署に把握されている職業柄良く分かっているつもりだったけど。

法人としては法人税を払わない、一般人で言うところの住民税非課税世帯だったので色々勘違いしていたんだな。

少なくとも新規事業は新法人でやろうって思っています。

納税してみて分かる大人になった気分。

それが今の俺だわ。

所得税の重税感も医者の矜持だと思って我慢してきたし、法人税も経営者の責務だと思って頑張っていきます。

零細企業には決して安い金額ではないんだけどね。

おわり。

追記)


インボイス制度の骨抜きは零細企業経営者としてはラッキー。

日本国民としては微妙だな。

次のブログでもインボイス制度の骨抜きも言及。