冤罪で捕まえた警察も酷いけど。

テレビなどのマスメディアも顔写真を載せて酷いね。


顔がキモいとか。


イジメられっ子だったとか。


上司からはそんなソフトを作る能力がなかったとか。


これで無罪なら大阪の体罰自殺事件以上の虐めだよね。



ネットで高まる「片山は冤罪」論 “江ノ島で容疑者に会った”と証言するブログが話題にhttp://news.livedoor.com/article/detail/7452073/

PC遠隔操作ウイルス事件で片山祐輔容疑者(30)が逮捕されてから2週間以上が経過した。だが、警察や検察は決定的証拠を示せず、起訴に持ち込めない可能性が浮上し、冤罪説まで取りざたされる状況になっている。

26日の東京地裁では片山容疑者は「逮捕は寝耳に水だった。自分は誤認逮捕されたほかの4人と同じだ」と改めて無実を主張。弁護人を務める佐藤博史弁護士も「無実の確信が強まっている。誤認逮捕だ」と述べた。

このような状況を生んだ背景には、警察側の証拠不足がある。逮捕当初、警察は犯人が首輪を猫に付ける瞬間の映像も入手しているとしていたが、容疑者や弁護人からの「映像があるなら出してほしい」という要求には応えず、いつの間にかこの話はうやむやになった。現在は「米国のサーバーに残されていた遠隔操作ウイルスが片山容疑者の派遣先のパソコンから送られていた」という情報が最も有力な証拠となっているが、これだけで有罪に持ち込めるほどの決定的証拠とは言い難いだろう。

また、片山容疑者は「録画しなければ取り調べに応じない」と主張しているが、警察や検察は録画を認めず、19日以降は取り調べが一切行われていない。これについて、佐藤弁護士は「(警察や検察が)録画を拒否するのは、嫌疑の根拠が薄弱であることが露見する恐れがあるからだ」と指摘し、「このまま取り調べがなく、状況証拠だけで起訴されるのは阻止しなければならない」とも語った。

さらに、警察は片山容疑者の母親に「容疑者と親子の縁を切る」という内容の調書への署名を求めたという話も浮上した。母親は断ったそうだが、これは今回の事件で警察が無実の男性を誤認逮捕した際、その父親に同様の調書への署名を求め、虚偽の自白を引き出した手法と同じである。こういった情報からも、またもや警察が決定的証拠のないまま逮捕に踏み切った可能性が浮上している。

ネットでは片山容疑者を支援する動きが発生しており、過去に片山容疑者と思われる人物と接していた動物福祉協会関係者のブログ記事が発掘された。その記事によると、片山容疑者は2010年当時から江の島を頻繁に訪れ、野良猫たちの面倒を見ていたとのこと。週に一度のペースで江の島に来ていた片山容疑者は、「寒さに凍える猫たちのために座布団を持ってくる」などの支援活動をしていたという。当時の写真には、今回の事件でSDカード入りの首輪を付けられたとされる猫も写っている。

こういった活動を頻繁にしているならば、猫が首輪を付けられた日に江の島の監視カメラに片山容疑者が写っていたとしても不思議はない。むしろ、それほど愛している猫を犯罪の道具に使うのだろうか、という疑問すら浮かんでくる。江の島にいたことを逮捕の根拠にするならば、まさに「首輪を付ける瞬間」の映像が必要になってくるだろう。

ネットだけでなく、これまで警察のリークを垂れ流すだけだったメディアの風向きも変わってきた。「週刊現代」(講談社)は「ネコ男の逮捕 冤罪だったら刑事も記者も全員クビです」との記事を掲載。佐藤弁護士も連日メディアに登場し、片山容疑者の無実を訴えている。

現状ではまだ片山容疑者の無実は断言できないが、警察側の証拠が不十分であることは間違いないだろう。「とりあえず逮捕して自白で起訴に持ち込む」という狙いなのかもしれないが、警察がメディアを利用して容疑者を精神的に追い込み、虚偽の自白を引き出すようなことが繰り返されてはならない。警察の動きが鈍ると同時に報道が少なくなってきたこの事件だが、今後もしっかりと注目していくべきだろう。(佐藤勇馬)