医療のネタのブログと思った人は残念ですが違います。


福島原発の事故の話です。


手術中にオペレーターとして一番ドキとするのは、やっぱり出血です。


多くの出血の場合は、出血している部位を特定して電気メスで凝固したり、糸で結紮します。


ただ、出血部位が深い位置だったり、動脈から勢い良く出血すると。


出血部位を特定できない時があります。


その時は本当に寿命が縮む思いがします。


俗に言うパニクるという状況です。


今回の福島原発の事故において。


溢れ出す放射能を含んだ水を見ると、東電、政府、自衛隊、消防庁も。


出血部位を同定できずにパニクらないように、必死に堪えるオペレーターの気分を味わっているのでしょうね。


僕から一つアドバイスをしたい。


こんなアクセス数の少ないブログで書いても誰も読まないだろうけど。


パニックの原因は、出血部位を同定できずにいること。


原発の場合は、放射能を含んだ水が何処から漏れているか分からないこと。


まずは誰か一人でも無線機を持って。


死を覚悟して出血部位を特定しに行かないと、結局は被害を大きくする事になると思う。


パニックはパニックを生み。


そのパニックは致命的なミスを生む。


いつか見た風景を見ているようで怖いです。


原発を作ったときに、東電はこの死の覚悟を持たなかったのですかね。


死を覚悟することこそ、生き延びることに繋がると思うけどな。