今更ながら、TBSの南極大陸を見た感想なんだけど。


圧倒的な綺麗な映像と賢い犬たちは素晴らしいんだけど。


そして所々でウルってする場面は一杯あるのですが。


でも、戦後の日本を戦後の日本をって鬱陶しいよね。


老人の昔の自慢話みたいな感じで。


ちょっと話が飛ぶけどさ。


教育の世界では負のサイクル、正のサイクルってのがよく言われる。


別に大して難しい話じゃなくて、担任がイケメンでその先生に褒められたいから勉強したら結果が伴い。


成績が良いからもっと勉強が好きになって、医者になったとか官僚になったとか。


世間で何処にでも転がっている話。


部活の顧問がイケメンで、それを理由に部活を選んだらそれが最後はオリンピックに繋がったとか。


世間でよくある話じゃないけど、あるじゃん。


それが正のサイクル。


南極大陸の物語の時代。


正のサイクルが一杯あった。


俺の親父も現場の油まみれの職人だけど、彼らたちも少しでも自分の腕を磨き、その努力ってのは給料が上がったり、マイホームを買えたりという見返りが伴い、そういう正のサイクルでドンドン上達していった。


今の時代は正のサイクルってのが殆どないよね。


ゼロじゃないけど、正のサイクルのスタート地点に立つ基準が上がり過ぎなんだって。


例えば、三流大学卒で学生時代は遊びまくって奴が、営業職になって大化けするのっては幾らでもあった。


でも今じゃ、そういう馬鹿大卒がやっていた営業マンも一流大学卒の奴が入ってくるようになった。


本来なら大化けした人間がエントリーで蹴らえる。


悲劇だよな。


南極大陸を見ていてそればかり思っていた。


若者にチャンスを与えようよ。


自分でそのチャンスを勝ち取れってのは正論だけど、今それなりに成功している40歳代以上ももし今の大学3年生にタイムスリップしたら今のpositionを勝ち取れるのかを考えてみると良い。


俺は成功すると思うけどね。


なんちゃって。